江戸時代から明治時代まで、国内の物流に大きな役割を果たした「北前船」は、青森県も大きな関わりを持っています。
この「北前船」について改めて学び、未来の海へつなげたい「思い」を、子供たちにもぜひ知ってほしい。
今回は「海」「北前船」「人々のつながり」について学ぶ「海の学校 in 青森県」のレポートをお伝えします!!
「海の学校 in 青森」が開催されたのは10月18日(日) 会場は海にもほど近い青森市の道の駅「ゆ〜さ浅虫」と、夕日が綺麗な海岸として有名な「サンセットビーチあさむし」が活用されました。
まずは「北前船についてじっくり学ぼう」ということで、海の授業が開催されました。
講師を担当してくれたのは、2011年の東日本大震災の復興支援で、復元された北前船「みちのく丸」で実際に日本を航海された経験もある「木村透さん」と「横山明典さん」
「木造船、しかも人力で海を渡る」ということや「全国的に船大工さんも減ってきている」ということなど、普段はなかなか聞けない海のお話に、子供たちはメモを取りながら真剣に学んでいました。
海の授業に参加した子供たちからは「昔、使われていた船が、今もう一回作られてすごいなぁと思った」「北前船のこと、もっと知りたいと思った」という声が聞こえてきました。
海の授業で北前船の役割を学んだ後、子供たちは「サンセットビーチあさむし」に移動して「ビーチコーミング」を行いました!
浜辺の貝などを収集し、それを観察する「ビーチコーミング」
普段なかなか海に触れる機会のなかった子たちにとっても、新鮮な経験になったようです。
先ほどの授業で学んだ「北前船」でつながった豊かな青森県の海。この海を未来へもつなげていくために、子供たちは様々な貝などを拾い集めてましたよ。
サンセットビーチあさむしの海岸で収集した綺麗な貝殻を使って、子供たちは海の標本「ハーバリウム」を作ることに挑戦しました。
ハーバリウム作りの講師を担当していただいたのは、こちらの記事でも登場していただいた「Artstudio tete」の「石岡有佳子さん」
子供たちが実際に自分の手で拾った貝殻。この貝殻で作る海のハーバリウムは、それぞれ「自分の海」のイメージに仕上げられていきました。
ハーバリウムを初めて作ったという子供たちも多く、最初は慣れない手つきでしたが、講師の石岡さんに優しく教えてもらい、みんな楽しそう。
「シーグラス」や小物なども入れて、とっても綺麗な「海のハーバリウム」ができましたよ!!
そしてこの、「子供たちの思いがこもった海のハーバリウム」ですが、なんと「青い森の天然青色りんごジャム&雪りんご花びらジャム」と合わせて、青森市のふるさと納税返礼品に活用されることが決まりました!!
今回は「つながり」をテーマに「海の未来」について子供たちと楽しく学ぶことができた「海の学校 in 青森」
歴史も深く、豊かな資源に恵まれた青森県の綺麗な海。この海を「未来へつなげたい」という子供たちの思い、ぜひとも大切にしていきたいですね!!
イベント名 | 【海の学校 in 青森】「海」「北前船」「人々のつながり」について子供たちと学ぼう!! |
故郷の青森市を拠点に写真家&ライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。