豊かな陸奥湾に面した青森市の西部〜外ケ浜町を南北に結ぶ、流れの良い国道280号線。
この国道沿いで「もう秋だなぁ」と季節の移り変わりを感じさせてくれる大人気イベント。
有志たちにより製作された「手作りかかし」が楽しいイベント「第15回 かかしロード280」が開催されました。
今年でなんと「15回目の開催」となる「かかしロード280」
記念すべき15周年。本当におめでとうございます。
かかしロード280起点となるのは、青森市西部にある油川地区。
古くから青森市を代表する港町として反映してきたこの地区では、「ふるさと海岸」など、地域住民が気軽に海を楽しめるスポットもたくさん存在しますので、私もよくお邪魔しております。
商業施設が立ち並ぶ油川地区には、起点から実に様々な「かかし」が立ち並んでおりました。
地域の子供たちが制作した、かわいらしい「かかし」
また、今年話題になったキャラクター、人物など模した「かかし」を見るのが楽しみだという方々もたくさんいらっしゃるそうです。
よくよく見てみれば「あ!あのキャラクターじゃないか!」とわかることができたりして、親子連れも多く見られました。
また、今年は「北海道・北東北の縄文遺跡群」が「世界文化遺産」に登録されたこともあり、縄文に関係する「かかし」も数多く見られました。
青森県内にも「三内丸山遺跡」や「大平山元遺跡」などのように、たくさんの縄文遺跡群が存在します。
海と共に生きていたという縄文時代に想いを馳せ、遺跡巡りをしてみるのも面白いかもしれませんよ!?
そして忘れてはいけないのが「東京オリンピック」「東京パラリンピック」
青森県出身のアスリートがたくさん活躍したことも、記憶に新しいですよね。
そして毎年多くの人々を楽しませてくれるのが、巨大な「シンボルかかし」
今年は「青森の縄文遺跡群」をPRした「りんご娘」の巨大シンボルかかしが、行き交う人々を楽しませてくれました!
さて、かかしロード280の終点、外ヶ浜町蟹田地区へとやって来ました。
ここで立ち寄っていただきたいのが「トップマスト」です。
平成8年にオープンしたトップマストは「観瀾山公園海水浴場」に隣接している巨大なガラス張りの塔です。
館内には、地元物産をはじめ、津軽・下北の特産物が販売されております。
また、古くから外ヶ浜町と交流の深い北海道の特産物なども販売しるので、ここにも「縄文時代からの交流」の名残が感じられそうですね。
地上30mもある塔の上階には、むつ湾を一望できる展望台もあります。
またトップマストは「むつ湾フェリー乗り場」にもなっていて、ここから下北半島の脇ノ沢地区まで渡ることができます。
陸奥湾に面した町の道路沿いで、今年も「実りの秋」の訪れを教えてくれる「かかしロード280」
縄文時代から人々が大切にしてきた海に想いを馳せながら「かかし」の姿を楽しんでみるのも面白いですよ。
写真提供:牧野 俊之 氏(青森大学 職員)
面白いお写真を本当にありがとうございました!!
イベント名 | 陸奥湾沿いに「秋」を告げる「第15回かかしロード280」が開催されました! |