八戸市の、日本一脂ののったサバと言われる「八戸前沖さば」。この地域ブランドであるサバを使ったサバ缶「八戸サバ缶バー」は種類もとっても豊富!
今回はこの数あるサバ缶バーの中から3つ選んで食べ比べとアレンジ料理をしてみました。
この前沖サバは小型でも脂が多いのが特徴なのですが、サイズの小ささゆえに脂の少ない他地域のサバと同等に低い価値でみられることが多かったそうです。
「せっかく脂があるのにもったいない」「津軽のりんごのような、八戸ならではのお土産を作りたい」「八戸の沖前サバに付加価値を付けた商品を作りたい」という想いから、この八戸サバ缶バーは誕生しました。
デザイン性の高いパッケージも特徴的です。
実は海と日本プロジェクトin青森県でもコラボさせていただいたことがあります!
https://aomori.uminohi.jp/report/sabakan-collaboration/
サバ缶バーの種類は全部で7種類あります。
サバ缶と一言で言ってもいろんな会社、いろんな種類があって面白いですよね。
サバ缶バーのサバ缶は、スタンダードな味の「津軽海峡の塩」、さわやかなゆずの香りとピリッとしたからさがアクセントの「ゆずこしょう」、スパイスやハーブにこだわった「グリーンカレー」、ローストガーリックオイルとサバの愛称が抜群な「アヒージョ」、酸っぱさと辛さがたまらない本場の味「トムヤムクン」、辛い物好きにはたまらない刺激的な辛さの「ハバネロ」、青森が誇るソウルフード源たれとコラボした「スタミナ源たれ」の7種類のラインナップがあります。
県内では各地の道の駅やさくらの百貨店、観光物産館などで購入可能です。
詳しくはマルヌシさんのホームページをご覧ください。(https://38canbar.jp/index.html)
今回はつがる市森田のアーストップさんで購入しました。
今回食べ比べをしたのは「津軽海峡の塩」「ゆずこしょう」「スタミナ源たれ」の3種類です。まずはサバ缶そのままでいただきました。どれもサバの脂がしっかりと感じられ、身もしっかりと肉厚で味わい深いです。
この3種類の味を、ママさんや子どもたちにも食べていただきました!
いちばん人気はシンプルな「津軽海峡の塩」でした。「これまで食べていた普通のサバ缶と違ってさっぱりしている」「サバ缶独特の臭みがなく食べやすい」などのご意見をいただきました。
前沖サバの脂の旨味をしっかりとかんじることができ、これまでに味わったことのないサバ缶です。
スタミナ源たれ味は、「にんにくの風味とサバの脂が合わさっておいしい!」と県外出身のママさんから人気がありました。地元出身の方にとっても、「源たれの味がちゃんとする!」と喜ばれていました。青森県民が大好きな甘じょっぱさがサバとよく合っていて、ご飯やお酒にも相性が良さそうです。
ゆずこしょう味は、「ゆずの風味がしっかりしている」「ピリッとした辛みがちょうど良くておいしい!」との声がありました。ゆずこしょう味のサバ缶ってどんな味なんだろう?と食べる前のワクワクも楽しかったです。
3種類のサバ缶を使ったアレンジ料理も作ってみました。
【津軽海峡の塩 炊き込みご飯】
〇材料(3合分)
・サバ缶バー「津軽海峡の塩」・・・1缶
・お米 ・・・3合
・玉ねぎ ・・・2/1個
・しめじ ・・・1株
・しょうゆ・・・大さじ1
・料理酒 ・・・大さじ1
・みりん ・・・大さじ1
〇作り方
①サバ缶の身と汁を分ける。
②お米を研ぐ。
③材料を切って、炊飯器にすべて入れる。調味料も。先ほど分けた汁も。そのあと「3」の線まで水を入れる。
④完成!
【ゆずこしょう 包み焼き】
〇材料(小さめ8個分)
・サバ缶バー「ゆずこしょう」・・・1/2缶
・スライスチーズ ・・・1~2枚
・冷凍パイシート ・・・1枚
・卵黄 ・・・1個分
〇作り方
①サバ缶の身と汁を分ける。
②解凍していたパイシートを16等分に切り、生地を伸ばしながらサバとちぎったチーズを包んでいく。
③卵黄を塗る間にオーブンを230度に予熱。
④並べたパイをオーブンに入れ(オーブンに入れたら温度を180度に下げる)、20分ほど焼いて完成!
【スタミナ源たれ ポテトサラダ】
〇材料(3~4人分)
・サバ缶バー「スタミナ源たれ」・・・1/2缶
・じゃがいも ・・・小さめ4つ(中くらいなら3つ、大きめなら2つ)
・マヨネーズ ・・・大さじ1
・塩こしょう ・・・少々
〇作り方
①サバ缶の身と汁を分ける。
②じゃがいもの皮をむき、レンジでチンする。
③じゃがいもが柔らかくなったらサバと調味料を入れて混ぜる。
④お好みの味に調整し、完成!
これらも試食してもらったところ、いちばん人気は源たれを使ったポテトサラダでした。
源たれのしっかりとした味付けのおかげで、マヨネーズや塩こしょうも通常のポテトサラダより少なめでもきちんと味が立ちます。じゃがいもやマヨネーズと混ぜたことにより子どもでも食べやすい味になって、子どもたちからも人気でした。
炊き込みご飯は作るのも簡単で、なおかつサバ缶の汁も全部使い切ることができるのでサバ缶の旨味を余すことなく堪能できます。子どもたちのいちばん人気は炊き込みご飯で、
「もっと食べていい?」とかわいいことを聞いてくれる子も…♡
包み焼きは3つのアレンジ料理のなかでいちばん簡単に作ることができた料理です。パイとサバの組み合わせは珍しく味の想像がつかなそうですが、パイの甘さとゆずこしょうの風味が絶妙で、チーズも入れたことでより食べやすくなりました。一見難しそうではありますが、冷凍のパイ生地でとても手軽にできました。
普段あまり魚食べたがらないというお子さんにも食べてもらうことができ、「お魚じゃないみたい!」と喜んでもらえました。
これまでサバ缶に対して、魚臭くて手を出しにくく子どもにもあまり食べてもらえないもの、というイメージがありましたが、マルヌシさんのサバ缶を食べたことでガラリと印象が変わりました。サバ本来の脂の旨味がこんなに美味しいことを初めて知りました。栄養があるからたくさん食べてほしいけどどうやって食べさせたら…と長年悩んでいたサバとの新しいお付き合いが始まる予感がします。
今回アレンジ料理に挑戦してみて思ったのは、サバ缶を使った料理は意外となんにでも合う、ということでした。今はいろいろなサバ缶アレンジレシピがありますが、すべてレシピの通りでなくても、自分のさじ加減や大雑把な調理でもおいしくできることがわかりました。サバ缶本来の味付けがおいしいからこそ、アレンジ次第でどんな料理にも美味しく変化するように思います。
(画像:https://38canbar.jp/index.htmlより)
「バーでお酒を選ぶように自分好みの味を選んでほしい」というコンセプトの通り、たくさんの種類があるサバ缶バー。自分の好みやその日の気分、一緒に食べる人に合わせて、楽しみながら味を選んでみてください。