レポート

あなたにとっての「美しい青森県の海」って、どんなイメージですか?

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「日本海」「太平洋」「津軽海峡」とそれぞれ異なった3つの海に囲まれた青森県。

そして「津軽半島」と「下北半島」という2つの大きな半島に囲まれた「陸奥湾」という豊かな海をもちます。

今年も「海と日本PROJECT in 青森県」では、この素晴らしい青森県の「美しい海」にたくさん出会うことができました。

■野生のカマイルカたちの楽園

毎年、春先から初夏にかけて、陸奥湾にはたくさんの野生の「カマイルカ」たちがやってきます。

野生のカマイルカたちの生態と陸奥湾の環境変化について、長年に渡り海洋調査をしている青森大学の「清川繁人教授」と一緒に、今年も船で調査に乗り出しました。

外ヶ浜町蟹田地区の漁港を出港し、程なくして姿を現したカマイルカの群れ。

一説によれば、三内丸山遺跡からイルカの骨が出土していることなどから、縄文時代より以前からこの陸奥湾にやってきているというこのカマイルカたち。今年も元気にジャンプを見せてくれました。

時には、こちらを観察するかのように、海面から船の先頭を一緒に泳いでくれたりと、とても可愛らしい姿も見せてくれました。

そして改めて感動したのは、このイルカたちがいる陸奥湾から見た風景は、どこか日本離れした異国感漂うものだということでした。

まるで南国の島国の夕暮れのような、とても幻想的な美しい風景でした。

清川教授が撮影した今年のベストショットは、なんと三頭のイルカが同時にジャンプした「トリプルジャンプ」だったそうです。

こんなに間近で野生のイルカたちに会える青森県の海。ぜひこれからも、世界へ向けて伝えていきたいですね。

■津軽三味線少女の夢

青森県にも短い夏がきて、海水浴シーズンが到来しました。

今年から青森市内の高校生となった「乗田雫杏さん」は、幼い頃から「津軽三味線」を習っております。

「時々、海の空気を感じながら津軽三味線を弾くと気持ちいいです」と語る雫杏さんの将来の夢は「海の獣医さんになること」です。

夏の海には、砂浜に綺麗な貝殻やシーグラスなどが流れ着いていて、それを拾い集めるのが楽しみなのだそうです。

海の動物の健康を守っていきたいという雫杏さんの夢、これからも応援していきたいですね。

■夜景も美しい青森の海

青森県内でお仕事をしながら、CMや広告などのモデルとしても活動をしている「工藤安裕美さん

仕事で青森市へやってきた帰りに、夜の「青い海公園」などを散策することが楽しみなのだそうです。

青森市のベイエリアには「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」などをはじめ、とても絵になるスポットがたくさん存在します。

「青森市に来ると、風の匂いがどこか湿っぽくて、海の町なんだなと感じます」と語る工藤さん。

そのように感じてもらえる青森の海の魅力を、これからも見つけてもらえると嬉しいですね。

■みんな、海と一緒に生きてきた

青森市出身の写真家「工藤正市さん」が生前撮りためた写真のネガを、娘の工藤加奈子さんが偶然に発見し、データ化してInstagramで発表し、大きな話題となりました。

正市さんは「海釣り」が大好きで、本当に青森の海を愛していたとのこと。

そんな写真家が撮影したたくさんの写真の中には、青森県内の海辺で笑って生きた人々の笑顔が、たくさん残されておりました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、人と人との繋がりの大切さを改めて見直す必要がある現代。工藤正市さんの写真は、現代へ生きる私たちへの応援メッセージのような、そんな場面が多く撮影されておりました。

来年には、初めての写真集も発売されるそうですよ。楽しみですね!!

工藤正市さんの特集記事:【前編】 【後編】

■私たちが「未来の海」へ残せることって?

今年は新型コロナウイルスの影響により、なかなか自由に出歩ける機会が少なかった、という方も多かったことと思います。

しかしその中でも探してみれば、青森県の海で生きる人、美味しい海の幸、まだまだ出会えてなかった「青森の海の魅力」があったのだなと実感しました。

写真:妻神和さん

私たちが見ている何気ないこの海も、年々、環境は変化していっております。

このまま海水温の上昇が続けば、2050年までには「魚介類が食べられなくなってしまうかもしれない」という研究結果も出されております。

いま誰かと笑いあい、語り合って見ているこの「海」を、未来の子供たちに残してあげるために、私たちには何ができるでしょうか?

きっと、この広い海のために人間ができることは、本当に小さな力なのかもしれません。

写真:外ヶ浜町非公認キャラクター風乃まち

でも、なにかアクションを起こさなければ、なにも始まりません。

それは「ゴミ拾いをする」とか「プラスチック製品を削減する」などはもちろんですが、まずは私たちが「海について関心をもつ」ということが一番大切ではないでしょうか?

写真:三上未夢さん

「今日は、海産物を使った料理を作ってみよう」「あそこの海、お気に入りだから見に行ってみよう」

そんな「ちょっとしたアイデア」は、みんな「海のことを考える」ということなんじゃないかなと、私は思います。

豊かな自然に恵まれた、青森県の海。 

あなたにとっての「美しい青森県の海」って、どんなイメージですか?

イベント名あなたにとっての「美しい青森の海」って、どんなイメージですか?

レポーター紹介

ハリヤマカズキ
故郷の青森市を拠点に写真家&ライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。 
  • 「あなたにとっての「美しい青森県の海」って、どんなイメージですか?」
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