町自体が日本海に面し、海と共に生きる町、青森県深浦町。夏が去った後の9月でも、まだまだ海を楽しむことができる町です。
ふと、秋の海風を感じたくなったので、今回は深浦町の海に触れながら、ゆっくりと海を歩いてみることにしました。
深浦町には海だけでなく、他にも様々な魅力的なスポットがある。中でも代表的なのが「十二湖」と呼ばれる場所。大小様々な池が点在することからその名前がつけられたのだとか。
そんな十二湖の中でも特に有名なのが「青池」
自然の色とは思えない、見事なコバルトブルー。綺麗すぎて吸い込まれそうな感覚にもなる。まるで小さな宇宙のようなこの青池は、どうしてこんなに青いのかが、いまだに解明されていないらしい。
青池はもちろんここへ向かうまでの道も静寂に包まれているけど、この日はまだセミの鳴き声が聞こえた。
世界遺産「白神山地」の敷地内でもあるこの十二湖エリア。歩いているだけで心が洗われる。海からほど近い町なのに、こんなに気持ちの良い森林浴ができるなんて、最高だね。
深浦町にある道の駅は「かそせいかやき村」という名前で、いつ訪れても多くの車が停まって賑わいをみせている。
建物の中はとても綺麗で、私もついここへ吸い込まれるように入ってしまう。
道の駅の中は小さな市場にもなっていて、深浦漁港で水揚げされた新鮮な魚が並べられている。そしてお弁当やお惣菜も売っていて、お昼時にはとても混雑するほど人気らしい。
この日はカレイやメバルとか、珍しい魚がたくさん売られていた。そうそう、深浦町って「マグロ」も有名で、マグロを使ったご当地グルメもあるんだってさ。
道の駅には小さな食堂コーナーもあって、この日は醤油ラーメンを食べた。昔ながらの味というか、あっさり系で美味しくて「もずく」もついてきた。
ラーメンを半分くらい食べた後に、もずくをスープと絡ませて食べてみたら、とってもスッキリした味になった。これも深浦の海の味だね。
食後に道の駅の裏口から外へ出てみた。建物の裏は海水浴もできる綺麗な海岸になっていた。
ラーメンを食べて少し汗ばんだから、海風が冷やっとして気持ちいい。
この夏は忙しくて海へあまり行けてなかったから、久しぶりの海が格別に綺麗に見えた。つい、靴を脱いで海に入ってみたくなった。
浅瀬には小さな魚やヤドカリなんかが見えて、ついつい目で追ってしまった。
海に入ると、なんだか子供の頃に海で磯遊びをしたことを思い出す。あの頃はもっと、大はしゃぎだったかな。
岩場が少しゴツゴツしていて、裸足では歩くのが痛かったけれど、それでも9月の海は気持ちよかった。
久しぶりに海へ入ってみて、日頃の疲れたこととか、嫌だったことが全部忘れるほど楽しかった。
生命の始まりは海だったらしいから、きっと人間の遺伝子の中には、海を懐かしいとか、海に癒しを感じるようなものが存在するのだと思う。
そして深浦町、やっぱり良い町だね。またいつか、この町の海へ遊びに来よう。
イベント名 | 【女子旅】秋の海風を感じたくて。深浦町の海に触れて、私が思ったこと。 |
海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない