レポート
2018.08.23

「海の絶景」と「絶品グルメ」の二刀流!津軽半島の日帰りコースが最高すぎるからみんな行け!

県自体が「半島」ともいえる我らが青森県には、津軽海峡と陸奥湾に面した半島が存在します。主に左の「津軽半島」右の「下北半島」と、特徴的な2つの半島に分けられるのですが、今回は「津軽半島」を車でほぼ一周、約200kmの日帰りコースをご紹介させていただきます。

■ラーメン&お寿司の「絶品」

青森市を出発し、浪岡地区から五所川原市を北上すると「中泊町(なかどまりまち)」へとたどり着きました。中泊町は「中里村」と「小泊村」が合併してできた町で、古くから漁業や海運で栄た歴史のある港町です。この町の中里地区、津軽鉄道の終点「津軽中里駅」から歩いて10分ほどの場所にあるお寿司やさん「やよい寿司」のランチメニューが絶品との噂を聞き、今回はお邪魔させていただきました。

老舗のお寿司屋さんということで、どんなお寿司のランチメニューを味わえるのか楽しみにしていたのですが、なんと名物の名前は「ラーメン定食」とのこと。お寿司屋さんでラーメンとは?

注文して程なくして運ばれてきた「ラーメン定食」。この道50年のベテラン寿司職人の店主さんが握ったお寿司が10貫にラーメンがついて、なんと800円(!!)と超リーズナブルなお値段! ラーメンは鶏ガラスープの昔懐かしいような味で何とも癒されます。そしてお寿司はこれまたイキの良い海の幸ばかりを使用した絶品。これぞ絶品です。しつこいですが、まさに絶品としか言いようがありません。

かつてはお寿司だけのメニューだったそうですが、ラーメン定食を始めてからはお客さんの大半がそれを注文する人気メニューになったそうで、現在ではそば、うどん、ザルそば、中華ザルなど他の麺類も定食で選べるという充実っぷり。

気になったのがメニューに書かれていた「寿司のみ 700円」というお値段。ラーメンの追加料金100円ですか? このサービス精神に敬礼!!

●やよい寿司 住所:青森県北津軽郡中泊町中里亀山260

 

■絶景①「七ツ滝」

中泊町を日本海沿いに北上し、小泊地区までやってきました。この海沿いにある名所が、通称「七ツ滝」と呼ばれる滝。

一見こぶりな滝のようですが、実は高さは21mもある大きな滝。七段の岩肌を伝い流れることから「七ツ滝」という名がつけられたそうです。大きな道路沿いにこんな大きな滝があって、しかも目の前には雄大な日本海が広がるなんて、贅沢すぎる場所です。すごいわぁ、小泊地区。

■絶景②「竜泊ライン」

七ツ滝を竜飛岬方面へ北上する間の道路は「竜飛」と「小泊」から名前を取って通称「竜泊(たつどまり)ライン」と呼ばれてます。実に勾配のあるアップダウンのヘアピンコーナーが連続する道で、特に竜飛岬方面から小泊方面へ駆け抜けると、海へダイブしそうな錯覚にもなる絶景コースです。

コースの一番高い場所にあるのが「眺瞰台(ちょうかんだい)」という展望台。ここから見ると、ヘアピンカーブの連続する道が、まるで竜が海沿いに飛んでいるかのように見えてしまう絶景が広がります。そうか、だから「竜」が「飛ぶ」と書いて「竜飛岬」とはよく言ったものです。高所恐怖症の人は「絶叫」してしまうくらいの絶景ですが、天気が良い日は津軽海峡の向こうに北海道の松前半島も見ることができますよ。

■日帰りコースにちょうど良い半島

今回は津軽半島の中泊町の中心としたドライブコースをご紹介させていただきましたが、津軽半島には他にも外ヶ浜町や今別町、蓬田村など、海の特産品や絶景を楽しめる市町村が数多く存在します。そして、こんなにもバラエティに富んだ半島が約200kmほどで一周できてしまうので、日帰りのドライブコースにはピッタリではないでしょうか。

津軽半島に行ったことのある人もぜひ、いつもとは逆回りで海沿いを一周してみてください。また違った海の絶景、絶品に出会えるかもしれませんよ!?

イベント詳細

イベント名「海の絶景」と「絶品グルメ」の二刀流!津軽半島の日帰りコース!

レポーター紹介

海プロ青森特派員 ハリヤマ

海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない

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