レポート
2018.08.29

【津軽半島で鬼退治!?】絶景の津軽海峡が一望できるキャンプ場「鋳釜崎」と「だるま滝」を巡る!!

津軽半島の先端、竜飛岬にもほど近い「今別町」そして隣接する町「外ヶ浜町」。今別町は近年、北海道新幹線の「奥津軽いまべつ駅」も開業し、津軽海峡を挟んだ北海道への玄関口として賑わいを見せている町です。そして外ヶ浜町もまた古くから漁業が盛んで、まさに海と共存して来たこの2つの町には、私がお気に入りの場所があります。

今回は私がついつい寄ってしまう海のスポット「鋳釜崎(いがまざき)」と「だるま滝」をご紹介いたします。

■無料でいいの!?鋳釜崎!

「お気に入りの場所」と聞かれれば、私は間違いなく「鋳釜崎(いがまざき)」と答えます。鋳釜崎は津軽半島の北側にある「今別町」にあるキャンプ場。よく整備された芝生が綺麗で、目の前には見渡す限りの津軽海峡の大パノラマ!! 国道280号沿いに面していて、駐車場もとっても広くて、キャンプはもちろん休憩するにもピッタリなスポットです。

この場所でまず目を引くのが、一風変わった形のトイレ。実はこれ「鬼」をイメージして作られたものなのだとか。

今別町には古くから鬼の伝説があり、それはそれは悪い鬼で、住民たちを困らせていたそうで。しかしその鬼を退治してくれた人物が実はあの「源義経」という、サラっと書いているわりにすごい伝説なのです。

諸説はありますが、義経はこの今別町と外ヶ浜町の三厩地区まで逃げて来て、津軽海峡を馬で渡り北海道へと旅立って行ったという伝説の名残でしょうか。三厩地区には義経伝説に由来する「義経寺」という寺院も現存しております。

キャンプ場内にはよく整備された東屋もあります。こまめにペンキを塗ったりと修繕をしているので、とても綺麗でくつろげる空間です。私はよく、ここで一服をして海をボーっと眺めたりしてます。海風と波の音がとても心地よいのです。

そして、鋳釜崎で一番の目玉とも言えるのが、この切り立った火山岩の断崖絶壁。先ほどの綺麗な芝生からは想像ができないほど、実に幻想的な雰囲気が感じられます。

まるで刑事ドラマのラストシーンに犯人が追い詰められる場所のような・・・。青森県を舞台にしたドラマ撮影の際には、ロケ地に最適ではないでしょうか?ここにも海を一望できる展望台が設置されてます。竜飛岬方面の半島や津軽海峡、晴れた日には北海道の松前半島もクッキリと見えてしまうのです。最高のロケーションではないでしょうか?

最高の絶景と海が楽しめる、よく整備されたキャンプ場。こんな素晴らしいスポットなのに、近年キャンプをする際の料金が「無料化」されたそうです!!素晴らしいじゃないですか。お隣の「高野崎キャンプ場」も同時に無料化されたそうですし、津軽半島方面へキャンプに行く際は、絶対にここを利用したいですよね。

■「だるま滝」も見逃せない!

今別町へ訪れる際には是非、お隣「外ヶ浜町」にある「だるま滝」も立ち寄りたいスポットです。

国道282号沿い、陸奥湾に面した道路沿いにある小ぶりな滝。気持ちの良い直線に面した箇所にあるため、ついつい通り過ぎてしまいがちですが、よく見てみればなかなかの迫力がある滝。なぜ「だるま滝」と呼ばれることになったのかは由来がよくわからないそうです。きっと滝の姿がドーンとしていて、大きくはなくもじっと居座っている姿が「だるま」に見えたのかもしれません。私もそうありたいものです。

■見所いっぱいの津軽半島

青森市から鋳釜崎までは、ゆっくりドライブしても片道2時間ほど。それも直線道路が多いため、ほぼノンストップでアクセスできるのが好条件です。昔は3時間以上もかけて、鋳釜崎までキャンプに行ったものですが、いやいや行きやすくなったものです。

陸奥湾を眺めながら走り、「だるま滝」を見て、鋳釜崎で休憩。津軽海峡を眺めながら、そのままキャンプ。素晴らしい時間を過ごせるかと思いますよ!

イベント詳細

イベント名【津軽半島で鬼退治!?】絶景の津軽海峡が一望できるキャンプ場「鋳釜崎」と「だるま滝」を巡る!!

レポーター紹介

海プロ青森特派員 ハリヤマ

海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない

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