青森県の日本海側に位置する深浦町には、有名な「千畳敷」と呼ばれる海岸が存在します。
かつて津軽の殿様がここに千枚の畳を敷いて宴を開いたことが、その名の由来とされております。
自然の力によって作られたとは思えないほど、美しい奇岩が立ち並び、夕日の名所としても知られております。
今年の春、ちょうど青森県内に桜前線が到達した頃の話です。
私は休日に、友人の女性ライダー「のぞみさん」と一緒に、千畳敷海岸へ向かいました。
スポーツバイクを颯爽と駆る姿が実にかっこいい、大人の女性の雰囲気も感じられるのぞみさん。
千畳敷海岸へは何度も足を運んだことがあるそうですが「やはり春1番のツーリングは気持ちいい」とのこと。
「海とバイクと女性ライダー」なんて、とても写真映えするなぁと考えた私は、のぞみさんをモデルに千畳敷海岸で撮影会を開催しました(参加者は私だけ)
いやー、やっぱりかっこいい。絵になる。青いバイクと青い海。青い空。完璧すぎるシチュエーションです。
「バイクと一緒に写してもらえるなんて、嬉しいです」というのぞみさん。こちらも撮影してて非常に気持ちが楽しくなってきました。
モデルが良いのはもちろんですが、やはりここが素晴らしい海のロケーションだから、写真に味が深まるのでしょう。
また、この千畳敷海岸ですが、「日本の水浴場(すいよくじょう)55選」、「日本の夕陽百選」にも選ばれているそうで、この日も多くの人々や観光バスが集結しておりました。
とても奇妙な形の岩場は、1792年(寛政4年)の地震により隆起して出来たとのことです。
ちなみにこの千畳敷海岸がある国道101号は、青森県のツーリングライダーにとってはもうメッカのような道路です。
そしてこの道は「大間越街道(おおまごしかいどう)」と呼ばれ、秋田県能代から日本海沿いに、青森県弘前市に至ります。
その歴史も古く、江戸時代から秋田藩領と津軽藩領を結ぶ重要な街道として知られ、現在では街道に沿ってJR五能線が走ることでも有名です。
私ももう何度もこの道を走り、秋田県までツーリングをしました。しかしやはり、何度走ってもこの千畳敷海岸だけは素通りすることはなく、必ずバイクを停めて海岸を眺めたり、写真を撮影したりするスポットとなってます。
日本海特有の穏やかな海であることはもちろん、場所によっては時々、潮が吹きがったりもして、荒波をも感じさせるなど様々な表情があるのも楽しいです。
こんな名所が多数存在する青森県の海スポット。まだまだこれからも、新しい発見がありそうですね!!
そしてのぞみさん、モデルありがとうございました!!!
イベント名 | 景勝地「千畳敷海岸」へ、春一番の海ツーリングをしてきました。 |
「海と日本プロジェクトin青森県」の特派員として、フォトグラファー&ライター活動をしている。海のことを考えると眠れないのは海のせい?
Instagram:https://www.instagram.com/hary_k_photo/