レポート
2019.11.23

【コラボ企画】捨てられるはずだった野菜から生まれた「おやさいクレヨン」の「海と日本PROJECT版」が発売!

突然ですが、みなさんは「おやさいクレヨン」をご存知でしょうか?

収穫の際に捨てられてしまうような野菜。そして野菜の外葉などを原材料に使い、米ぬかから採れた米油とライスワックスをベースに作られたクレヨン。

万が一、小さな子供たちが口に入れてしまっても安全なクレヨン。それが「おやさいクレヨン」なのです。

2013年に開発が開始された、おやさいクレヨン。最初は野菜の煮汁や粉末を混ぜてみても上手くできず、何度も何度も試行錯誤されたそうです。

そして2014年2月、ついに第一弾が完成。

その後、姉妹版となる「おこめのクレヨン」や「おはなのクレヨン」そして「おやさいねんど」も登場。

捨てられてしまうはずだった野菜が「子供たちが安心して遊べるもの」に生まれ変わる。地球の環境と子供たちの未来、どちらをも大切にできる、素晴らしい製品です。

そんなステキな「おやさいクレヨン」が、なんと「海と日本PROJECT」とコラボすることになりました!

⬛️「海と日本PROJECT版 おやさいクレヨン」が発売!!

「海と日本PROJECT」との今回のコラボ企画を快諾していただきましたのは、おやさいクレヨンの生みの親でもある、mizuiro株式会社の代表取締役、木村尚子さん。

「厳しく長い青森の冬景色の中に彩を与えられるような、青森らしいプロダクトを作りたい」という思いから、おやさいクレヨンが誕生したそうです。

木村さんはよく、青森市内の海辺を散歩されているそうなのですが、海にはたくさんのプラスチックゴミやタバコの吸い殻などが本当に多い、ということが気になっていたそうです。

また、釣り針や釣り糸などが落ちていることもあり、子供たちや動物たちにとっても大変危ない。何か自分にもできることはないものか、とお考えだったとのこと。

そこで、この「海と日本PROJECT版  おやさいクレヨン」を販売し、売り上げ1箱につき、日本財団の「海の環境資源保全活動」のために250円を寄付することになったそうです!

廃棄される野菜から生まれたクレヨンが、今度は海の環境も守るために活躍することになったのです。

⬛️こどもたちの「絵」とクレヨンの「限定色」が

「海と日本PROJECT版  おやさいクレヨン」のパッケージには、可愛らしい絵も使われております。

これは2019年度の海と日本PROJECT関連イベントで、青森県内の小学生たちが描いた「海の未来図」をモチーフにしているそうです。

「自分が書いた絵だ!!」と、子供たちも大変喜んでくれているそうです。

また「海と日本PROJECT版  おやさいクレヨン」には、「限定色のクレヨン」が使われていると木村さんに教えていただきました!

その一つがこちら「バタフライピー」 こちらは姉妹版の「おはなのクレヨン」にも同封されております。

「海と空の青さをイメージした」というこちらの色は、タイが原産地の「チョウマメ」という植物が持つ天然の青色を配合したそうです。とても綺麗な青系色のクレヨンです。

そして海にちなんだ限定色として「わかめ」のクレヨン。

落ち着いた優しい緑色で描けるこちらのクレヨンは、「海と日本PROJECT版  おやさいクレヨン」でしか手に入りません。ぜひ手にとって色を確かめてみたいですね!

⬛️おやさいクレヨンで、真っ白な未来に彩りを

今回、木村さんからお聞きしたお話の中でとても興味深かったのが、過去におやさいクレヨンが、ヨーロッパの大規模見本商談市であるドイツ「アビエンテ」に出典された時のことです。

それはヨーロッパのみならず、世界中の方々から「どうして日本は、廃棄する野菜がそんなに多いの?」とよく聞かれた、ということでした。自分たちが当たり前のように思って見ている物事も、もしかすると、改善の余地がたくさん残されているのかもしれませんね。

こどもたちの未来も、地球環境の未来も、真っ白い紙に夢を描くように、これからは自分たちが作り上げていくものです。それがおやさいクレヨンに込められた夢なのではないかと、今回の取材を通して感じました。

「海と日本PROJECT版  おやさいクレヨン」 限定500セット

販売売上から1個につき250円が寄付され、海の保全活動に役立てられます。

お問い合わせは、mizuiro株式会社まで。

イベント詳細

イベント名【コラボ企画】捨てられるはずだった野菜から生まれた「おやさいクレヨン」の「海と日本PROJECT版」が発売!
\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

八戸前沖さば 不漁ピンチから生まれた新商品
レポート
2024.10.31

八戸前沖さば 不漁ピンチから生まれた新商品

先人たちから引き継いだ育てる漁業・海峡サーモン
レポート
2024.10.31

先人たちから引き継いだ育てる漁業・海峡サーモン

ページ内トップへ