先日のイベント記事でお伝えした「第0回夏泊半島大島クリーン作戦」
想像を大きく上回るボランティアのみなさんの参加、そしてゴミの回収の末、無事に完了したとのことです!!
今回のイベントが開催された令和2年9月22日(火)
秋分の日だった祝日のこの日は、朝からとても気持ちの良い秋晴れでした。
平内町の夏泊半島大島のパーキング付近に設けられた「受付」では、来場してくれたボランティアのみなさんの検温、そしてマスクの着用お願い、などの新型コロナウイルス対策が行われました。
午前9時頃になり、主催団体の「BLUE PEACE」と、発起人である「ミハイ・フロリン・アポスト・太田さん」による挨拶と、本イベントの説明などが行われました。
任意で集まってくれたボランティアのみなさんで、安全に、そして新型コロナウイルス拡大防止を意識して、本イベントの決起となりました。
今回のイベントは「第0回」と題された通り、あくまでも「実験的に」開催されたイベントとのこと。
しかしSNSやYouTube、そして海と日本プロジェクトin青森県の記事を見た、というボランティアのみなさんは、最終的に「166人」と、かなりの人数が集まってくれました。
夏泊半島の先端に突き出た大島までは、歩いて渡れる橋がかかっております。
そこをリヤカーで何度も往復をし、大量のゴミを運んでくれたみなさん。
また、地元平内町の漁業組合のみなさんにもご協力をいただき、大量のゴミをトラックで運び、処理をしていただきました。
参加された方の中には「初めて、夏泊大島に歩いて渡った」という方も。
みなさん「ゴミがこんなに流れ着いていたなんて。本当にびっくり」と、ご自分でゴミ拾いをしてみて、海ゴミの量を再確認されたようです。
日本海から陸奥湾へと流れてくる海流に乗って、国内外から大量の海ゴミが流れてきます。
それが特に多く流れ着いてしまうのが、この夏泊半島の大島なのです。
当日は気温も25℃くらいと、この時期の青森県としては高めだったので、参加されたみなさんは水分補給をしっかりしつつ、ゴミ拾いを頑張ってくれました。
発起人のミハイさんも「こんなに多くの人が賛同してくれて、本当にありがとう」という気持ちでいっぱいだったそうです。
そして、目に見えるゴミだけではなく、岩をどかせばそこからまた小さなゴミがたくさん出てくる、ということも再確認したそうです。
こんなにたくさんのゴミが流れ着いているのを「いい場所なのに、もったいない」と思って、でも何もできていなかった私たち。
陸奥湾内でも特に海ゴミが流れ着きやすいこの場所を、徹底的にクリーン活動をできたことは、海を大切にする意味でも大きなスタートになったのだと思います。
クリーン活動はお昼過ぎまで続けられ、最終的に集まったゴミの量は「17,200kg」とのこと!!
▼こんなに汚れていた大島が、
▼こんなに、綺麗になりました!!
▼橋を大島へ渡った先が、こんなに汚れていてガッカリしていたのが、
▼こんなに素敵な、海のスポットに生まれ変わりました!!
<以下:ミハイさん談>
実験的な意味合いで始めた今回のクリーン活動。最終的に166人の有志と、17,200kgものゴミが集まって、本当に嬉しかったです。
みんな「疲れたけど、心が綺麗になった気分」と喜んでくれて、私も嬉しかったです。
でも、今回の活動で集まったゴミは、島全体の4分の1くらい。島の裏側に流れ着いている残りのゴミをどう処理するか、これからの課題です。
みんなで協力して定期的に活動していけば、もっと綺麗な大島を取り戻せるはず。いずれは陸奥湾全体をクリーン活動して、もっと海を大切にしたいですね。
参加されたみなさん、本当にお疲れ様でした!!
恵まれた海の環境を大切にするのは、私たち一人ひとりの意識ですね!!
イベント名 | 【綺麗な海を取り戻せ!】「第0回夏泊半島大島クリーン作戦」に166人もの方が参加されました!! |
故郷の青森市を拠点に写真家&ライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。