陸奥湾に面した、青森県平内町を代表する海のスポットとも言える「夏泊半島(なつどまりはんとう)」
こちらの先端に位置する「大島(おおしま)」で「クリーン作戦」が実施されます!!
今回のイベントの正式名称は「第0回夏泊大島クリーン作戦」
発起人は、以前本サイトのこちらのインタビュー記事でも登場していただいた、ルーマニア出身のミハイ太田さん。
ミハイさんが9月のある日に、夏泊大島の周りを一周した際の動画がYouTubeにアップされております。
ドローンを駆使して、海外出身の方ならではの独特な視点から、大島の美しい海を撮影されております。
陸奥湾の海は地元出身の私から見ても綺麗な青なのですが、ミハイさんが撮影された動画からは、本当に素晴らしい海の青さが伝わってきます。
大島へ渡ったミハイさんがさっそく目にしたのは、とても残念な光景でした。
プラスチック製のカゴや、空き缶、ペットボトルなど大量の「海ゴミ」が、大島の海岸へは流れ着いていたのです。
陸奥湾の地形と海流的に、大島周辺には海ゴミが特に流れ着きやすいことが知られております。
しかし、こんなに素晴らしい海のスポットなのに、この大量の海ゴミがあるなんて「もったいない!」とミハイさん。
「もったいない」と考えることは誰にでもできます。
しかしミハイさんは「もったいないけど、それだけでいいの?」と、自分たちで自然の為にできることを考えました。
綺麗な大島の環境を取り戻したい。その一心で様々な方々へ協力を求め動き始めたミハイさん。
そして集まった有志で、2020年9月10日に「BLUE PEACE」という任意団体を立ち上げることになりました。
活動の目的は「ごみ拾いを通じて、ごみを捨てない人を育てたい。地球を守りたい」というもの。
この恵まれた海の環境から本当にたくさんのものを頂いている私たち。
しかし、その海の環境が汚されているのに「もったいない」と考えるだけで、何も動かなくていいのでしょうか?
「私たちが自然に対してどれだけできるかわからない。けれども、気づいてしまったらやるしかない。その第一歩です」と語るミハイさん。
海の環境を守るために、大きな一歩を踏み出したミハイさんを始めとする、BLUE PEACEのメンバーたちによる今回の夏泊大島クリーン作戦は、実験的な意味を含めて「第0回」と名付けられたそうです。
すでに多くの方々が参加されるそうですが「自分も海のために、何かできることはないだろうか?」とお考えの方は、ぜひこの活動をチェックしてみてください。
イベント名 | 【第0回夏泊半島大島クリーン作戦】もったいない?それだけでいいの? |
故郷の青森市を拠点に写真家&ライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。