青森県が面している3つの海の中でも、いつも穏やかで気持ちの良い雰囲気が漂うのが日本海です。
日本海に面した市町村の中でも、特に青森県の南西に位置する鯵ヶ沢町は、流れの良い国道にも面しているため、海ドライブには最適です。
今回はその日本海に面した町を、夏休みの思い出作りに、青森女子に旅してもらいました。
日本海はいつ来ても気持ちいい場所という印象がありますが、8月中旬のこの日は、青森県内の各地で35度を超える真夏日を記録し、なかなか外にいるのが辛い日となりました。
そんな中、夏休みの合間に日本海を旅してもらった青森女子は、雫杏(しあん)ちゃん。以前こちらの記事でも登場してもらった青森市の子です。
鯵ヶ沢町は雫杏ちゃんのお母さんの親戚も住んでいるということで、度々足を運んでいる町とのことです。
麦わら帽子とノースリーブのワンピースが、実に夏らしいコーディネート。「夏の思い出」と言ったら私の頭の中にはこういうイメージの子が間違いなく登場します。
防波堤の上から日本海の見える位置に立ってもらうと、はるか遠くに津軽半島の権現崎方面がうっすらと見えました。改めて、海の壮大さを感じられました。
鯵ヶ沢町といえば私が必ずと言っていいほど訪れるお店があります。
国道101号沿いのバイパスから海へ入った場所にある、通称「焼きイカ通り」という道。その中で一際目立つピンク色の建物のお店が「めめちゃんの店」という焼きイカ屋さん。
ここではいつも炭火を使って、日本海でとれたスルメイカを一番美味しい焼き方で提供してくれます。イカはとても肉厚で、味はクリーミィ。
そしてお店の敷地内には、お洒落な「海の見えるテラス」も完備されています。
実はこのテラス、私が以前ここへ訪れた時はだいぶ違う感じの雰囲気が漂っておりましたが・・・。
おしゃれな青森女子の雫杏ちゃんのためにリフォームしてくれたのでしょう。多分違うと思いますが。
気温がグングン上って36度近くにまで達していたのですが、日陰と海風が夏らしくて、なんだか幸せな空間を演出してくれました。
この日同行してもらった雫杏ちゃんのマネージャー(お母さん)がオススメのスポットとして教えてくれたのが、鯵ヶ沢町の中にひっそりと存在するとある駅。
その名は「陸奥赤石駅(むつあかいしえき)」という無人の駅。歴史は深く、1929年(昭和4年)に国鉄の駅として開業し、1987年(昭和62年)に無人化されたそうです。
2012年(平成24年)に駅舎が改築されて現在の姿になったそうですが、木造のレトロな雰囲気を残してくれたおかげで、とてもノスタルジックなスポットとなっておりました。
誰もいない待合室。差し込む光が、夏の日の思い出と駅の歴史を語っているようにも思えます。この駅から色んな人が五能線の乗って旅立ち、何人かはここへ戻ってきたのかなと。
雫杏ちゃんに駅のホームに立ってもらうと、やはりノスタルジック。
私も昔、雫杏ちゃんのような可愛い子がいる田舎町で一夏を過ごし、最後の日にこうやって駅まで見送ってもらいました。その時にずっと伝えたかった気持ちを伝えられず、大人になってしまいました。
あの子は今もあの町で、誰かと幸せに過ごしているのでしょうか?
というのは、全て妄想です。ごめんなさい。
というわけで、いつも穏やかな雰囲気で迎えてくれる日本海は、やはりこの日も気持ちの良い素晴らしい環境を与えてくれました。ちょっと暑かったですけどね。
鯵ヶ沢町の各所にあるガラスの浮き球や、漁師さんの道具。これらを眺めているだけでも海らしさが漂って、心が癒される気がします。
雫杏ちゃんにとっても、この日は全身で夏を感じられた海沿いのドライブになったのではないかと思います。 皆さんもぜひ、夏の思い出作りに鯵ヶ沢町を旅してみませんか?
イベント名 | 【女子旅】日本海に面した鯵ヶ沢町のディープスポットを巡る、真夏日のドライブ |
「海と日本プロジェクトin青森県」の特派員として、フォトグラファー&ライター活動をしている。海のことを考えると眠れないのは海のせい?