レポート
2019.08.28

【海ドライブ】青森市出身の仲良し兄妹にとって「青森の海」ってどんな場所!?

青森県内で生まれ育ち、就職や進学で県外へ離れていった人たちにとって「故郷の海」ってどんな場所なのでしょう?

そんなことをふと疑問に思った私は、実際に青森県外で活躍している「とある兄妹」を誘い、海のドライブに繰り出しました!

◾️スーパー藤本ブラザーズ

今回海のドライブに誘ったのは、私が知る限りでは一番の仲良し兄妹こと「スーパー藤本ブラザーズ」です。

青森市出身の兄妹で、兄の藤本 樹(たつぴー)君は今年の4月から国の機関に就職し、現在は福島県で活躍中。妹の茉優(まゆ)ちゃんは東京都の専門学校に進学し、夢に向かって勉強中。

私が2人に会うのは数ヶ月ぶりなのですが、兄妹の2人は「カブトムシを取りに行く」とか「映画を見に行く」とかで福島県と東京都を頻繁に行き来する、本当に仲良しなブラザーズです。

◾️津軽半島の先端、高野崎へ

2人を海のドライブに誘ったものの、どこへ向かうかは完全にノープランだったので、「海のスポットで行きたい場所はある?」とたつぴーに聞いてみたところ、「高野崎に行きたいっす!」との返答が。

高野崎は津軽半島の先端、陸奥湾から津軽海峡の先端に大きく突き出した岬で、青森市からは車で北西へ約1時間半ほどで着くことができる場所です。

たつぴーは大学生時代に自転車でここまで来て、その後にここから数十キロ先の竜飛岬まで自転車で向かったことがあるそうで。

「その時に見た津軽海峡の景色が忘れられない」とのことで、青森県に帰省したら絶対に訪れたかった場所だったそうです。

ちなみにこの高野崎は無料のキャンプ場にもなっていて、この日も数組のキャンパーがテントを張っておりました。

妹のまゆちゃんは初めて訪れる場所だったそうです。

芝生エリアから海の方へおりて行くと、赤と白のカラーリングが印象的な灯台が見えます。

その脇の道をおりていくと、高野崎の象徴とも言える、岩場にかかる「2つの赤い橋」が見えてきました。

たつぴー「な?いい場所だろ?」

まゆちゃん「そだねー」

そんなことを言いながら、どんどん進みます。

浅瀬に降り立って来た道を振り返って見れば、なかなかの断崖を歩いて来たのだなと実感できました。

満潮時にはこの浅瀬も海に飲まれてしまうので、歩いておりられるのは時間や天気に左右される場所なのです。なので次回はぜひ、満潮時までたつぴーにはここで待機してもらおうと思いました。

そしてやはり赤い橋が印象的な面白い海のスポットでもあるため、まゆちゃんのポートレート写真撮影会も開始。

花柄のワンピースが夏らしくてとてもステキで、曇り空なのになんだかノスタルジックな写真が撮れました!

なんだかこう、海の秘密の場所で待っててくれたかのような一枚が撮れました。

でも、結局たつぴーが写真にフレームインし、兄妹フォトに。笑

そのまま「岩場にどっちが長く立ってられるかゲーム」へと発展。どれだけ仲良しなのでしょうか。笑

気を取り直して、再びまゆちゃんの撮影会。津軽海峡にかかる橋の上で津軽美人を撮影するのって、なんだかロマンがありませんか!?

湿気を含んだ海風が通り抜けていくこの高野崎で、帰省した青森女子を撮影しているとなんだか私も昔のことを思い出し・・・

たつぴー「おー!!!!まゆ!!!蟹いるぞカニ!!!!!!」

というわけで、たつぴーのアクティブさ&まゆちゃんの可愛らしさが存分に発揮された高野崎での時間でした。

◾️青森市の穴場「油川ふるさと海岸」へ

高野崎から青森市への帰り道に、2人が昔からよく遊んでいたという青森市の「油川ふるさと海岸」へも立ち寄ってみました。

油川駅からもほど近い場所にあるこの海水浴場は、青森県が2009年から整備を開始し、地元の人たちが夏休み中に気軽に海水浴ができる穴場スポットです。

油川地区のみなさんをはじめ多くの方々が定期的に、海ゴミを拾ったりする清掃活動をされているとのことで、地元の海を大切にしよう!という気持ちがとても感じられる綺麗な海岸です。

たつぴーの案内で、沖の防波堤の上まで歩いていってみました。

先ほどの高野崎は曇っていましたが、青森市はこの青空!! 同じ陸奥湾に面した場所でも気候が全然違うのが興味深いですよね。

せっかくなので、兄妹で肩車ツーショットを撮影!!  青い空と陸奥湾、そしてこの仲良しショットに、なんだかこちらも幸せな気持ちになりました。

最後の最後で「故郷の青森県のって、どんな場所?」と藤本兄妹に尋ねたところ、「自分たちが、自分たちに戻れる場所」「おかえり、って言って待ってくれてる場所」という返答をいただきました。

多くは語らなくても、ファインダーを通して私にも伝わってきた「故郷」という青森県の魅力。

みんなそれぞれの場所へ旅立っていっても、この青森の海が変わらない故郷として、この先もずっと残っていけばいいなと感じた、そんな夏の日でした。

イベント詳細

イベント名【夏の思い出】青森市出身の仲良し兄弟にとって「青森の海」ってどんな場所!?

レポーター紹介

ハリヤマ カズキ

「海と日本プロジェクトin青森県」の特派員として、フォトグラファー&ライター活動をしている。海のことを考えると眠れないのは海のせい? 

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