レポート
2019.08.17

【海釣り】青森市の夜景とねぶた囃子をおかずに釣りを楽しめる「ナイトメバル会」とは!?

今年の「海と日本PROJECT in 青森県」では「海を楽しんでいる人々」をもたくさんご紹介させていただいております。

今回ご紹介するのは「海釣り」を楽しんでいる人々。それも「オフショア」と呼ばれる、船の上から釣りをし、夜に「メバル」を狙うという本格的な釣りをする方々に密着取材しました!!

 

⬛️またまた登場「Konkitchen」の今さん

今回の企画である「夜にメバルを釣りに行く」ことを「ナイトメバル会」と称し取材をさせていただいたのは、青森市幸畑ヒルズ地区にありますイタリアンレストラン「Konkitchen」の今さん。

以前もこちらの記事でご紹介させていただきました、隠れ家的な人気店です。

先日お店を取材させていただいた時から「俺の釣り道具をぜひ見てください!!」と熱烈なラブコールをいただいておりましたので、青森港へ向かう前にお店に顔を出したところ・・・

すっごい数の釣り道具!! ここまで本格的な釣り人だったとは。恐れ入りました。

その時に狙う魚や状況、季節によって釣り道具を使い分けるために、数年かけて色々と買い揃えて、この量になったそうです。中には釣り人の間で有名な「あの方」からのサイン入りロッド(竿)も!!

今さんの釣り道具に対する愛着が、とても伝わってきました!! やっぱり釣りって面白そう!!

⬛️「釣り船こーじ」さんの船で出港!!

今回のナイトメバル企画には、今さんと釣り仲間の「林さん」も弘前市から参加されました!! 林さんの車で青森港へ向かう今さん。

そして、今回お世話になる釣り船屋さん「釣り船こーじ」さんと合流!! 

こーじさんは釣り船屋さんになって5年目。船は今回乗船させてもらうものと合わせて2隻お持ちなのだそうで、青森港を拠点に、陸奥湾に面した外ヶ浜町平舘地区や平内町まで船を出されているそうです!

午後18時半、太陽がだいぶ沈んできた頃に青森港を出港!! 7月下旬のこの日も30℃を超える真夏日となった青森市ですが、夕方の海風が気持ちいい!!

今日使う道具を選びつつ、ワクワクが止まらない今さん。忙しい毎日の中にできた釣りの時間が、これから始まることが最高に嬉しいのだそうです。

 

⬛️釣りポイントに到着!!

出港してからおよそ15分。本日の釣りポイント、青森港の沖合に到着しました。ここら辺の水深は約18m。こーじさんが船のアンカーをおろし、いよいよナイトメバル開始です。

メバルは昼も釣れることがあるそうですが、やはり夜に釣れる数の方が圧倒的に多いそうです。

釣りをしない私にとっては未知の世界の話題ばかりなのですが、なるほど、奥が深いのだなと思っていると、今さんのロッドに当たりが!!

開始5分でさっそくの1匹目のメバルを釣り上げました!! いやいや、こんなに早く釣れるとは!! さすがベテランの釣り人です!!

続いて、林さんも最初の1匹目をゲット!! この時点でもまだ開始から20分ほどしか経ってません。

今さん曰く「ショア(岸壁釣り)よりも、オフショア(船釣り)の方が釣れる数は圧倒的に違うんですよ!」とのことですが、予想以上です!

小さめのメバルを釣り上げた時は、2人とも海にリリースしてあげてました! こういう優しさもまた海を大切にする気持ちの表れですよね!!

 

⬛️海の上で、海について考える

日が沈み、辺りが薄暗くなってきた頃、こーじさんも釣りを開始。

ほぼ毎日のように船を出す海の男であるこーじさんに「どうして釣り船屋さんになったのですか?」とお尋ねしたところ「そりゃあ海が好きで楽しいからさ。仕事は楽しくやらなきゃ続かないよ」というご返答でした。確かその通りですよね。せっかくの海に面したこの環境に生きているのだから、楽しまないといけませんよね。

近年問題になっている「海ゴミ」についてもお尋ねしたところ「やっぱり釣り船屋をやってると、海のゴミは本当に目につくよ。缶とかプラスチックのゴミとか、本当に多く見える。どうにかしないといけないよね」とのことです。やはり海を回遊するゴミの数は、本格的に削減していかないといけない状況のようです。

そんなことをこーじさんと語っている間にも、今さんと林さんはどんどんメバルを釣り上げます!!

お二人は釣り友達になって、意外にもまだ2年ほどとのこと。林さんも今さんも平日が休みのことが多く、休日の前夜から釣りに出かけることが多いそうです。

お二人が岸壁で釣りをしている間は、海の地形などを考えてポイントを選び、集中して釣ることが多いのだそうです。

しかし船釣りの場合は、釣れるポイントまでキャプテン(船長)が連れて行ってくれる為、まさに「釣り味を楽しむ」ことを感じられる。一言で「海釣り」といっても、全く違う釣りを楽しむことができるのが海の魅力なのかもしれませんね。やっぱり奥が深い!!

 

⬛️青森市の隠れた海のナイトスポット!?

釣りをしながら4人で様々なことを語り合っているうちに、たくさんのメバルを釣り上げ、気がつけば時刻は21時を過ぎておりました。

釣りをしている船の上では、青森ねぶた祭りの「ねぶた囃子」を練習する音が海風に乗って耳に届きました。そして青森市のベイエリアの夜景が見えて、なんとも素晴らしいロケーションでした。 地元の青森市って、こんなにオシャレな街だったのですね。

「釣り船だけど、夜の海デートにも使えるのでは!?」と冗談で言うと、「いいよー。問題なし」とこーじさんから嬉しいご返答も。笑 利用したい人、いますよね?笑

いやいや、こんなに素晴らしい海のナイトスポットがある環境ですから、楽しまなきゃ損ですよ。

ねぶた囃子をBGMに、夜景の見える夜の海から釣りを楽しめる、という素晴らしい時間を過ごすことができるなんて、まさに最高ですよ!?

そして私が改めて感じたことは「海を愛する人は、やっぱり海を大切にし、全力で海を楽しんでいる」ということでした。 私自身も、もっと海を大切にしたいなと感じた時間でした。

というわけで、巷では「海と美女PROJECT」なんて呼ばれるつつもある本サイトでは珍しく、男だらけの企画となりました今回の「ナイトメバル会」

こーじさん、今さん、林さん、ありがとうございました!!

 

なお、今回お世話になりました「釣り船こーじ」をご利用されたい方は、「釣り船こーじブログ」をご覧くださいませ!!

イベント詳細

イベント名【海釣り】青森市の夜景とねぶた囃子をおかずに釣りを楽しめる「ナイトメバル会」とは!?

レポーター紹介

ハリヤマカズキ

「海と日本プロジェクトin青森県」の特派員として、フォトグラファー&ライター活動をしている。海のことを考えると眠れないのは海のせい? 

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