レポート

青森県の海にゆかりのある「ミス・ビードル号」と三沢航空科学館

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「飛行機の博物館へ行こう!」と、父と息子の二人で「男旅」へ。

青森県三沢市にあります「三沢航空科学館」へ、息子を連れて行ってきました。

実はこの場所には、世界で初の「歴史的な記録」を達成した、海と関わりの深い飛行機が展示されているのです。

■入り口前から大迫力

まず辿り着いたのは、三沢航空科学館の前に広がる広大な航空公園こと「大空ひろば」

こちらには自衛隊やアメリカ軍が実際に使用していた飛行機が、ずらりと展示されておりました。

機内に乗り込めるものもあり、操縦席などへ座ることもできました。

見たことのない計器類やスイッチを見て、息子も大喜び。

こんなに大きな機体が空を飛んでいるのだな、と改めて感動しました!

■飛行機と科学を体験しよう

館内へ入ると、そこにもまた飛行機がずらり!

それぞれに飛行機の説明、歴史などが書かれていたり、ビデオで説明されていて、じっくり読んでみたくなりますね。

館内では、八戸市在住の木工からくり作家さんが制作された「飛べ!ACT-G号」も見ることができました。

ギア、チェーンなどすべての部品が木で制作されていて、それが自在に動く姿に感動しました。

2021年度にリニューアルされた三沢航空科学館。

うちの子が一番喜んでいたのは「空気の科学」を体験できるコーナーでした。

ピンポン球を空気の力で飛ばし、的の中に入るかどうか? という仕組みに、興味津々。

■宇宙に、特別な展示に

さらにリニューアルオープンしたコーナーとして「宇宙」をテーマにしたゾーンもありました。

宇宙飛行士が着る宇宙服や、JAXAとトヨタが共同開発している月面探索車「ルナクルーザー」の模型など、子供が喜ぶものばかり!

さらに、ファンには大喜びの「ホンダジェット」の実物が展示されておりました。

一機、数億円はするというこちらのジェット機。

実物を見られる機会はなかなか多くないので、貴重です!

ちなみに2020年度には、このエリアには十和田湖に約70年間も沈んでいたという「旧日本陸軍一式双発高等練習機」が展示されてました。

淡水の十和田湖に沈んでいたため、70年間ほどを経過しても、比較的状態は良かったそうです。

ちなみに日本国内に現存する機体は他にないということで、航空遺産としても非常に重要なものなのだそうです。

■海と、ミス・ビードル号の歴史

さて、今回私が一番ご紹介したかった展示がこちら。

世界で初めて「太平洋無着陸横断飛行」を成し遂げた「ミス・ビードル号」です。

展示されているのは実物代の復元模型になります。

ミス・ビードル号は1931年、青森県三沢市の「淋代海岸」から飛び立ち、アメリカの西海岸まで無着陸で横断しました。

太平洋を横断するって、2021年現在の私たちですら、自分の力ではなかなかできるものではありませんよね。

人類初の夢とロマン「広大な太平洋を飛行機で横断したい」という思いが詰まったこちらの赤い機体、かっこいいです。

ミス・ビードル号と人々の奮闘を描いたアニメーションや、当時の新聞や記録などの展示物を眺めていれば、今も昔も、人々の海への憧れは変わらないのだなと感じることができました。

そして改めて太平洋、この広大な海を眺めてみれば、遥か彼方アメリカまで続いているのだなとしみじみ感じました。

ミス・ビードル号の栄光を知り、人々と海の繋がりを再確認するためにも、三沢航空科学館は素晴らしい施設だなと感じました!

イベント名青森県の海にゆかりのある「ミス・ビードル号」と三沢航空科学館
  • 「青森県の海にゆかりのある「ミス・ビードル号」と三沢航空科学館」
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