海に囲まれた自然豊かな青森県で暮らす私たちは、そこからたくさんの恵みを受けています。
しかし今、私たしの暮らしを便利にしてきたプラスチックが、ごみとして海に流れて出ていることをによって、美しい景色や生き物たちに様々な影響を及ぼしています。
地球環境を守り、未来の子どもたちに自然豊かな青森県を引き継いでいくためにも、私たち一人ひとりがこの問題を「自分のこと」として捉え、行動する時です。
海洋ごみについて学び、豊かな海を守っていきましょう
海岸に打ち上げられた「漂着ごみ」、海原を漂う「漂流ごみ」、海底に沈んだ「海底ごみ」の3つをひとまとめにしたものです。
海洋ごみの半分以上がプラスチックです。プラスチックは使い捨てされることが多いため、海洋ごみ担っている可能性があります。
プラスチックは、便利で私たちの生活に欠かせないものです。しかし自然環境では、細かくなるものの分解はされないため、何百年も海洋ごみとして残ってしまうのです。
今も1億5,000 万トン以上のプラスチックごみが、世界の海に存在していると言われています。このまま増え続けると、2050 年までに、世界中の魚より多くなるかもしれないと言われているのです。
※世界で毎年、海に流れ出ているプラスチックごみの量
※プラスチック容器包装1人当たり年間排出量
※日本で毎年、海に流れ出ているプラスチックごみの量
海洋ごみは海の向こうからやってくるのではなく、7〜8割が陸で出されているごみです。
みんなの住む地域が海のそばじゃなくても、ポイ捨てされたペットボトルやレジ袋などは軽くて海に沈みにくいので、アメに流され、川や水路を通って海に流れ出てしまいます。
海の生き物や、それを食べる私たち人間などにも様々な影響を与えています。
鳥や魚、ウミガメやイルカなど、生き物たちが海洋ごみを飲み込むと消化器にたまり、エサが食べられなくなり死んでしまいます。プラスチックは丈夫なため、体に引っかかると 人間のように手で外すことができないので、大けがをしたり死んでしまったりする生き物もいます。
プラスチックごみは、波や砂にもまれ、紫外線にさらされ、とても小さなプラスチックになります。大きさが5mm以下のものを「マイクロプラスチック」といいます。そのマイクロプラスチックをプランクトンや魚が食べ、その魚を人間が食べることになり、健康被害を受ける可能性が指摘されています。
4つのRを実施しましょう。
Reduce(リデュース)・・・ごみを減らす
Reuse(リユース)・・・繰り返し使う
Refuse(リフューズ)・・・ごみになるものを家に持ち込まない
Recycle(リサイクル)・・・資源として再利用する
一番大切なことは、ごみをポイ捨てしないことです。
これまでのライフスタイルを見直し、私たちが今できることを実践していきましょう。