7月になり、本格的に暑い日が続くこの津軽の地。もうすっかり夏です。
夏といえば「海」と言いたいところではありますが、大人になると食の方面に趣味嗜好が偏りがち。わ、私だけでしょうか…?(笑)
そんなわけで、海で泳ぎたい気持ちは一旦横に置いておき、青森の海にまつわる食関連のチャレンジをしてみよう!と思い立ちました。
そして今回、青森の海で獲れた「イカ」を使って、つまみにもなる美味しい津軽の郷土料理「イカメンチ」を作ってみることにしました!
美味しいものを食べれば、夏バテを吹き飛ばすこともできますからね。
“戦前から津軽地方、特に内陸部である弘前で食べられてきた家庭料理であり、『津軽の母の味』であるいがメンチ。
いが(津軽弁でイカのこと)の身を刺身や酢寿司などに使い、残った足(ゲソ)を包丁でたたき、余りの野菜と一緒に小麦粉を混ぜて平たくし、油を多めに敷いた鉄板の上で焼き、醤油などをつけて食べた。食材のすべてを「無駄なく余すところなく使う」いがめんちは、先人の知恵と愛が詰まった津軽地域独特の食文化である。“
(HPより引用:青森県「いがメンチ」JA津軽みらい女性部|旬を味わう(お手軽レシピ)|JAグループ (ja-group.jp))
そうと決めたら、まずは主役のイカをゲットしなければなりません。
青森の海で獲れたイカを売ってくれそうなところって、一体どこだろう・・・。あ、虹のマートがあるじゃない!
弘前市にある、創業65年の食品市場。新鮮な海産物をはじめとする食材を、対面販売しています。弘前駅からは徒歩約7分の場所にあります。
(HP:生き活き市場 虹のマート – 青森県弘前市の食品市場 「株式会社 生き活き市場」 現在では少なくなった「対面販売」にこだわり 旬の食材やお惣菜を販売しております。 (nijinomart.com))
すぐさま虹のマートまで赴く、フッ軽な私。
以前にも何度か来たことはあったのですが、だいぶ久しぶりの再訪となりました。
おぉーすごい!青森の海の幸がとっても豊富。美味しそうですね。
貝だけでもこれほどのラインナップがありました。
ホタテやホヤも、新鮮な状態で並んでいましたよ〜。
いろいろな魚介類に目移りしつつ、店内をウロウロ散策していたら…ついに目当てのイカに出会えました!
キラッキラのツヤッツヤで、美しすぎるこのお肌。このままで食べてしまいたいくらい、新鮮さが伝わってきました。
イカを2杯、買い求めます。
すると、「捌いてあげようか?」と、おかあさんからの優しい提案。
嬉しすぎます!!もちろん、お願いしちゃいました。
慣れた手つきで素早く捌いてくれるおかあさん。
ありがとうございます!
おかげで、イカメンチが格段に作りやすくなりました(笑)
虹のマートでは、野菜やお総菜なども販売されていました。
「丘ひじき」というおもしろい野菜があったので、イカメンチに混ぜてみることにしました。
創作性の高いイカメンチになりそうです(笑)
虹のマートでの楽しい買い物を終えたら、キッチンへと向かいます。
今回は、弘前市の土手町にある、私の所属している「cotto」のキッチンを借りてお料理しました。
用意した材料はこちら。
【私の特製イカメンチ】…3~4人前
と、このような感じです。揃えてみると、思ったよりもシンプルな内容なんですよ〜。
それでは早速、調理を開始していきます!
まず初めに、イカとお野菜を刻みます。大きさに決まりはなく、お好みでOK。
大きめにすればイカ特有の歯ごたえを存分に楽しめるし、小さめにすればお子様でも食べやすい食感になります。
今回は、主役のイカの食感を思いっきりに楽しみたかったので、粗めに刻んでみました。
効率重視、二刀流でどんどん刻みます♩
…おや、少しつながっている様な気が?でも、そんな細かいことは気にしません(笑)
そしたらイカと野菜を混ぜ合わせ、小麦粉を投入し、混ぜます。
コーンや丘ひじきを入れたことで、彩りもバッチリですね。
スプーンなどを使って程よい大きさに整えたら、サラダ油を多めに引いたフライパンにイン。
がっつり揚げるのももちろん美味しいのですが、より手軽に作れるように、揚げ焼きで火を通していこうと思います。油の節約にもなりますよ〜。
イカは油がはねやすいので、気をつけながら焼き加減を見ます。
火を通してもなお、きれいな色合いは健在ですね。
こんがりと色付いてきたら、ひっくり返して裏面も良く焼きましょう。
はい、なんとこれでもう完成!
食欲をそそる、とってもいい香りが立ち込めます♩
イカメンチって、もっと複雑な工程を経てできあがるものなのかと思っていたのですが、案外そうでもないんですね。
虹のマートのおかあさん、改めて、イカの下処理をしてくださりありがとうございました!(笑)
それではいざ実食。
こ、これは…たんげめぇ〜!!(とても美味しい。)
出来立てということも相まって、やたらと美味しく感じました。
粗めに刻んだイカを噛めば、じゅわっと旨味が溢れます。
また、コーンを入れたことでほんのりと甘みが加わり、それがイカの持つ塩の風味と良く合っていました。
創作性を発揮しすぎるのではないかと懸念された丘ひじきも、全く悪目立ちすることなく、それでいて高い栄養価をプラスしてくれました。
特製イカメンチ作り、大成功〜!です。
ちなみにイカメンチは、郷土料理ということもあり津軽のいろいろなお店で作られ、そして売られています。虹のマートにも、その姿がありました。
それがこちら。
(左側が私特製イカメンチ、右側が虹のマートのイカメンチ。)
実は先程、比較用としてイカと一緒に買ってきていたんですよ〜。
虹のマートのイカメンチは、ドーンと大きめで迫力のあるいでたちです。
食べてみると、中身が詰まっていて食べ応えがあり、こちらも安定の美味しさでした!
それぞれのお店のイカメンチを食べ比べてみるのも、おもしろいかもしれませんね。
想像よりも手軽に作れるということがわかった「イカメンチ」。メインのおかずにもなるので、みなさんもぜひ食卓のレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?
タンパク質と野菜を同時に摂ることができ、夏の疲れも癒やしてくれそうです!
気分で具材を変えることもできるので、毎回違った美味しさに出会えるのもまた魅力です。
そして、イカの調達には虹のマートがおススメですよ♩イカの他にも、青森の海で獲れた新鮮な魚介類がたっくさん揃っているので、ぜひ一度遊びに行ってみてくださいね。
虹のマート HP:生き活き市場 虹のマート – 青森県弘前市の食品市場 「株式会社 生き活き市場」 現在では少なくなった「対面販売」にこだわり 旬の食材やお惣菜を販売しております。 (nijinomart.com)
イベント名 | 青森で獲れたイカで津軽の郷土料理『イカメンチ』を作ってみた |