レポート
2022.07.26

第二回出来島海岸ビーチクリーンに参加してきました!

令和4年7月10日(日)、つがる市出来島海岸でビーチクリーンイベントが行われました。
大盛況の昨年に引き続き、今年もたくさんの人が参加していました。

出来島で昨年からクリーンアップ活動をされているママさんサーファーのSAYAKAさんという方がいらっしゃいます。その方に、先日クリーンアップ活動についての取材をさせていただきました。その際にゴミ拾いと直結するゴミ処理やリサイクルについての問題や、役場とのやりとりなどショッキングなお話をたくさん聞きました。そこで自分にも何かできないかと思っていた中でのイベント開催のお知らせだったので、これは絶対に参加したい!と思い、家族で参加してきました。

■今年はお祭り

今年のテーマはお祭り。昨年もたくさんの参加者がいたので、それでも十分お祭りだったと思うのですが、「お祭り」とは?と思いながらSNSをチェックしていると、当日はビーチヨガやSUP(スタンドアップパドルボード)も体験できるとのことでした。また、青森県のプロバスケットボールチームである青森ワッツの選手も参加するとのことで、開催前から昨年以上の盛り上がりが期待できました。
それから昨年と違う点がもう一点。昨年は出来島海岸のみでのクリーンアップでしたが、今年はつがる市車力地区の「しゃりきサンセットドーム」での同時開催も企画されていました。
しゃりきサンセットドームも以前は海水浴場やキャンプ場として賑わっていたのですが、出来島海岸同様に海岸のゴミに悩まされているビーチの一つということで、今回出来島海岸との二か所同時開催となっていました。

■いざ!クリーンアップ

10時からの開催で、私たちが到着したのが9時半過ぎ頃。駐車場に着くとすでに車でいっぱいになっていました。
駐車場には本部が設置してあり、まずそちらで受付をします。
受付を済ませるとこちらのゴミ袋をもらいました。

デレキも貸し出ししてもらえました。大人用の軍手もあり、至れり尽くせりです。
開始時間の10時が待ちきれず、海岸に降りてフライングでゴミ拾いをスタート。「いっぱい拾えるね~!」と大喜びの娘。
ゴミ袋に入りきらない大物もあり、それらは階段下にいったん避難。
10時になり、一度駐車場に戻って各種注意事項とヨガやSUPの案内をしていただいたあと、参加者みんなでビーチに降りてゴミ拾いを再開。
降りた頃には先ほど寄せておいた大物のゴミがすでに撤去されていて感動しました。こうした一人ひとりの意識の高さが、このビーチクリーンイベントの成功につながっているんだなとつくづく実感しました。私も負けていられない!

■ビーチヨガ・SUPもスタート

10時スタートとアナウンスされていたヨガがまず始まりました。ビーチは広いので、ゴミ拾いも並行しています。バスタオルだけ、もしくは手ぶらでも飛び入り参加OKと案内してくださっていたので、行ってみようよ!と娘を誘うも、つれないシャイガール。泣く泣く遠くから眺めるだけでした。きれいな青空のもと、海を見ながら全身を使うヨガはとっても気持ちよさそうでした。

ヨガインストラクターの先生や、参加者の方のビーチに響き渡る声がとても心地よかったです。
SUPも時間を区切ってのタイムテーブルが設けられており、青森ワッツの選手が参加予定とのアナウンスがありました。SUP(スタンドアップサーフィン)とは、ボードの上に立ってパドルを漕ぎ、水面を進んでいくアクティビティです。テレビでは見たことがありましたが、実際に見るのは初めてでした。思ったよりも手軽にできそうで、一度は体験してみたいです。海外や沖縄などのリゾートビーチではなくても、身近な出来島海岸でもこうしていろんな海のアクティビティが楽しめます。

■着々ときれいになっていくビーチ

ビーチヨガやSUPを楽しむ人もいれば、ゴミを拾いつつ海でちゃぷちゃぷ遊ぶ人もいて、にぎやかなビーチ。
のんびりおしゃべりしながらゴミ拾いをしたにも関わらず、ふと気づいて周りを見ると朝到着した時とは明らかに違う景色が広がっていました。時刻はこの時11時ころ。約1時間という短い時間であっという間にきれいなビーチになっていました。

ゴミ拾いをしながら、「人の手ってすごいね」という誰かの声が聞こえてきました。私もまさにそう思いながらゴミを拾っていました。一人でも、もちろん0から1のアクションを起こす力はすさまじいです。そこに、二人、三人…と人数が増えていけばいくほど大きな力になり、一人では無理だったことも可能になっていく。きれいになっていくビーチを見ながら、そんなことを思い知らされました。
一緒にゴミを拾っていた5歳の娘も、「さっきよりめっちゃきれいになってるー!」と。そして、「みんなでやったら早いんだね!」とも。5歳の子どもにさえこれだけ目に見えてわかるほど、たくさんの人の手が加わる力はすごいんだなと改めて思いました。

■海で遊ぶ楽しさも

ビーチクリーンを目的にしてきたとはいえ、やはり海があると遊びたくなってしまいます。今回私は家族みんなで参加し、私と娘は主にゴミ拾いを、夫と息子は終始海でちゃぷちゃぷ遊んでいました。それを見た娘も次第に海に入りたくなり、最後にはみんなでちゃぷちゃぷ。
風も少なく穏やかな日でしたが、それでも寄せては返す波に2歳の息子は大喜び。気づいたころには全身ずぶぬれで遊んでいました。海で遊ぶ楽しさに触れてあげることができたので、それだけでも家族みんなで来て良かったなと思います。
この日はまだ海開き前だったので水着は持参せずでしたが、今年出来島海岸は3年ぶりに海開きをして海水浴場をオープンさせているとのことなので、夏が終わる前に海水浴を楽しみに行きたいです。

■一市民の私にできること

私はただ平凡に暮らしているだけの一般市民です。そんな私がSAYAKAさんを知り、活動を知り、平凡に暮らしているだけでいいのかな…と思うようになりました。「仕事をしながら育児をしている」という共通点はあるものの、そこには何か大きな違いがあるようにも思っていました。でも今回クリーンアップに参加してみて、イベントの存在を知り参加したことだけでも私にとっては大きな一歩でした。この一歩が出せただけでも何かの役に立てたようでとても嬉しかったのです。
大きなことは成し遂げられなくても、想いを持って小さくても行動すること。子どもたちに恥ずかしくない背中を見せ続けていくこと。この芯をぶらさずにいれば、自分や家族のための行動が、後世のためになる何かに繋がっていく、そう思えました。
まずは小さなことから!なるべくゴミが出ないよう意識を持つ、出たごみは必ず分別する。少し面倒でも、この行動や背中を見せることには大きな意味があると信じています。

イベント詳細

イベント名第二回出来島海岸ビーチクリーンに参加してきました!
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