海と日本プロジェクトin青森県実行委員会は、2021年10月23日(土)に、子どもたちに八戸の海・八戸のサバについて知ってもらうイベント「八戸前沖さば魅力発見!」を開催しました。
今回は、子どもたちに「地元ブランド魚」を通じて「海を学び」「海を味わい」「地元水産業を体験」することで一気通貫して学び、将来の担い手を育成するとともに、子どもたちが地元水産業を自分事としてとらえる機会を創出するイベントを開催しました。
※本イベントは、八戸商工会議所様、八戸第一魚市場様、寿司と新郷土料理 俵屋様、合同会社マルカネ様、株式会社マルヌシ様のご協力により実現しました
三方を海に囲まれ、水産資源の豊富な青森県。
中でも、水産拠点である「八戸港」は、昭和41年~43年にかけて3年連続して水揚げ日本一を記録しました。令和2年でも水揚げ高全国10位を誇る、日本有数の漁港です。
しかし、近年は気候変動や海洋ごみによる環境破壊などの影響により、主要魚種であるサバの水揚げ量は年々減っている状況です。
そこで、八戸港に水揚げされたサバをブランド認定している「八戸前沖さばブランド推進協議会」の方を講師に招き、八戸近郊の海洋環境やサバの現状、そしてこれから私たちが海にできることをテーマに講演していただきました。その後、サバが実際にどのように流通しているのか魚市場の現場を見学し、サバの加工を行っている工場での職業体験、八戸前沖さばを使った料理を食べることで、知識と体験の両面から学び、子どもたちが水産業を自分事化する機会とすることができました。最後は一日の成果をレポートとしてまとめ、子どもたちと一緒に振り返りを行いました。また「海を守ろう」をテーマにオリジナルサバ缶をデザインし、消費者の方々にも子どもたちが学んだことを広く啓発を行う機会となりました。
参加した子どもたちからは「サバが年々少なくなってきていることにびっくりした」「海から採れた生き物を無駄にしたり、食べ物やごみなどを海へ流したり捨てたりして汚染しないようにしていきたい」「海のプラスチックごみをなくしてきれいにして、魚がすみよい海にしていきたい」のような感想がありました。
今回のイベントをきっかけに地元の海を考えるきっかけになればいいなぁと思います。
イベント名 | 八戸前沖さば魅力発見! |