レポート
2019.06.06

「津軽の海&津軽三味線」という究極の組み合わせを「津軽娘」にやってもらいました。

青森市民にとっての憩いの場でもあり、もっともメジャーな公園といえばまず話題に上がるのが「合浦公園(がっぽこうえん)」です。

市の中心街からもほど近く、散歩がてら歩いて浜辺をぶらぶらしたりもできる、とても気持ちの良い海浜公園。私もこれまでに何度も足を運び、海の写真を撮影させていただきました。

ですが!! せっかくの海に面した海浜公園だからこそ撮影できる写真があるのではないか? 青森の海らしい写真を撮影したい欲にかられた私は、色々と考えました。

●津軽といえば「津軽三味線」

そして頭をよぎったのが「津軽三味線」という言葉。

「津軽の海で津軽三味線を弾いてもらったら、かっこいいんじゃないか?」と考え、津軽三味線を弾ける方を探しました。

そして個人的におつきあいのある方の娘さん「雫杏(しあん)ちゃん」が津軽三味線を弾けるということを知り交渉した結果、快諾してもらえることになりました。

●「津軽娘」登場

5月末日の休日の朝に、合浦公園で待ち合わせ。お母さんと共に登場した雫杏ちゃん。

「朝早くからごめんねー」と言うと「雫杏の営業時間は朝8時半からだから」とのこと(この日はギリギリセーフ)

合浦公園の砂浜には、部活動で砂浜をダッシュしている学生たちから、海に向かって正拳突きをしているおじさまなど、朝から本当に色々な方々が足を運んでおりました。

5月で肌寒いかと思いきや、海はとっても気持ちの良い水温でしたので、雫杏ちゃんに海に入ってもらったところ、、、

なんという青春全開の光景!!! 素晴らしすぎる光景!!! まさに海ポートレート!!!

近くで見守るお母さんは「何かのアニメのキャラクターにいそう!!」と呟いておりました(笑)

水面を蹴り上げてもらったところ、これはこれで海らしいポートレート!! 足にミサンガをつけていたのかと思いきや、天然の海藻だったと後日わかりました。それはそれで良き。

●津軽三味線を持ってもらった

海に足を突っ込んで青春ポートレートを撮影し、私は今日の任務である「津軽の海で津軽三味線を弾いてもらう」ということを思い出しました。

もはやマネージャーになりつつあるお母さんに津軽三味線を出してもらい、雫杏ちゃんに海で弾いてもらったところ、

なんたる破壊力!!! カッコよすぎるでしょこれ!!! 津軽海峡をのぞむ陸奥湾をバックに、津軽三味線。これ以上「津軽の海」を語れる写真は存在するのか!?というくらいの光景でした。

今これを撮影している我々は、世界の海で一番輝いている・・・多分。

 

ちなみに雫杏ちゃんが津軽三味線を始めた経緯を訪ねたところ「せっかく青森に住んでいるんだから、なにか青森らしいことを習わせたい」とおばあちゃんが先生を探してくれたのがきっかけなのだそうです。そして4歳の頃から津軽三味線を習っているとのこと。

余談ですが、さすがに津軽の海で津軽三味線を持って撮影している輩は目立ちすぎたようで「何かの撮影会ですか!?」「レコードのジャケットの撮影ですか!?」と何人にも訪ねられました。

こんなに素晴らしい写真が、市街地から徒歩で行けるロケーションにて撮影できるなんて、合浦公園はやはり素晴らしい場所なのだと実感しました。

海に近い都市の海浜公園、合浦公園。これからも大切にしたい場所ですね。

イベント詳細

イベント名「津軽の海&津軽三味線」という究極の組み合わせを「津軽娘」にやってもらいました。

レポーター紹介

ハリヤマ カズキ

「海と日本プロジェクトin青森県」の特派員として、フォトグラファー&ライター活動をしている。海のことを考えると眠れないのは海のせい? 

Instagram:https://www.instagram.com/hary_k_photo/

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