レポート
2018.08.22

海と青森の歴史を後世に伝える海浜公園、青森市「合浦公園」で憩いの時間を過ごそう。

「青森市の海の公園」と言われれば、まず思い浮かぶのは、やはり「合浦公園」ではないでしょうか? 市の中心街からもほど近く、散歩がてら歩いて浜辺をぶらぶらしたりもできる、とても気持ちの良い公園です。今回はそんな合浦公園についてご紹介させていただきます。

■市民の海水浴場

合浦公園は市街地からも近く、いつでも気軽に行ける海浜公園として、毎年多くの海水浴客が訪れます。

砂浜はとても綺麗で、防波堤の上からは海釣りも楽しめるのです。ツウの皆さんはゴムボートで沖合に出て大物を狙っているそうです。そしてボクも昔、ここらへんで「カレイ」を釣ったことがあります。

合浦公園といえば、夏はやっぱり海水浴。合浦地区周辺に住んでいる学生たちは、毎日でも海水浴に行くとか? 海の家なんかも毎年出店され、シャワー施設もあります。本当にに気軽に行けちゃう海水浴場なんですよね。

■遊歩道、動物園

合浦公園内には様々な施設があるので、海水浴以外にも遊歩道を歩いてみても気持ち良いです。

春の桜並木に始まり、季節によって色んな花が楽しめることでも有名です。西側の入り口付近には小さな動物園コーナーもあり、大型のクジャクを間近で観察することができます。親子で訪れても、とっても楽しめる公園なのです。

■海と松並木

合浦公園には、海のすぐそばに「松」がたくさん生えていることでも有名です。海浜公園としては「松が多い公園」というのは、全国的にもとても珍しいそうで、公園内で代表される「浪打五本松」や、日清戦争の凱旋記念樹として、植樹された松並木が特に有名です。

 松は海からの風を、良い意味で遮ってくれる存在でもあり、歩いて海に向かえば、松の向こうに見える海がとても青く、感動させてくれる存在でもあります。松の存在を感じながら合浦公園を散策してみると、海をもっと楽しめますよ

■C11167号機関車

公園内に展示された設備の中で特に子供達に大人気なのが、公園の南側にひっそりと佇む1台のSL機関車「C11167号機関車」です。

昭和7年にC11型の第1号車が製造され、この車両は167番目に製造されたもの。昭和49年に廃車になるまで、野辺地~大湊~大畑間、つまり陸奥湾に沿った海の線路を駆け抜け続けた車両です。

駆け抜けた距離は、実に地球32周分にもなる程。 海沿いに生きる青森の人々の足となって活躍したC11167号機関車は、現在では陸奥湾を一望できる公園内でその功績を後世に伝える存在となっております。 合浦公園に海を見に行く際は、このSL機関車にも注目してみてください。

■見どころ満載の海浜公園

このように合浦公園は都市の単なる海浜公園だけに留まらない、様々な魅力の溢れる公園となっております。海で泳げるだけではなく、子供を連れて散歩をしたり休憩するにもぴったりな公園です。市民が気軽に海を楽しめる公園として、海と青森市の繋がりの歴史を後世に伝える公園として、これからも合浦公園を大切にしたいですね!

イベント詳細

イベント名海と青森の歴史を後世に伝える海浜公園、青森市「合浦公園」で憩いの時間を過ごそう。

レポーター紹介

海プロ青森特派員 ハリヤマ

海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない

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