レポート
2019.09.24

夕方の海を散歩。センチな気分になったので「ホッとする海の家庭料理」を食べに行った話。

秋になり、青森県も夕方は気温が20℃を下回ることも多くなってきました。

長く厳しい冬が、もうすぐそこまで迫ってきているのだなと思えば、気持ちも寂しくなってしまいます。しかし秋の夕方の海でも素晴らしい光景が見られるのではないかと、今回はカメラを手に海へ出かけてみました。

◾︎夕方の「合浦公園」

今回カメラを片手に夕方散歩に向かいましたのは、青森市民の憩いの海浜公園として知られる「合浦公園」です。

国道4号沿いから歩いて5分ほどで海へたどり着くことができるので、夕方の散歩にはぴったりです。

時刻は18時過ぎといえ、海には思っていた以上に市民が訪れてました。

1人、海で自分の時間を過ごしている方。またはグループで何かゲームを楽しんでいる方々。

合浦公園の砂浜といえば、昔はよくここで海水浴をしたなぁと懐かしく思い出す場所です。

夕暮れのこの時間の光景が、特に子供の頃の記憶を蘇らせてくれるのかもしれません。

一眼レフを片手に、娘さんたちの写真を撮影しているお父さんの姿も。

思えば今年の春に、自分もここで津軽三味線を持った美人モデルの撮影をしたなぁ、と思い出しました。こちらの記事です。

◾︎刻々と迫る夜の時間

合浦公園の砂浜には、海藻の一種でしょうか?様々なものが流れ着いておりました。

中には海ゴミや、花火をした後のゴミも。綺麗な砂浜を維持する為にも、ぜひ持ち帰っていただきたいですよね。

 

海が見える位置に設置されたベンチ。先ほどまで座っていた人も、もう帰宅してしまったのでしょう。

船が停泊している防波堤の上に来てみれば、空の色がオレンジから灰色に変わりつつあり、夜が迫ってきているのが感じられました。

海の色も、夕方の色から夜の色へと変化してきました。先ほどまで砂浜で遊んでいた方々も、もうほとんど帰ってしまったようで。なんだか寂しい時間が流れます。

◾︎夕食は「ホッとする海の家庭料理」を

合浦公園で夕方の海散歩を楽しんだあとは、お隣の平内町狩場沢にあります老舗の喫茶店「ボンネット」へ足を伸ばしました。

ご当地グルメメニュー「平内町ほたて活御膳」も食べられるレストラン喫茶店で、以前もこちらの記事でご紹介させていただきました。

今回食べたのは「磯ぞうすい」です。

陸奥湾産のホタテも使われたこちらのお料理は、実はボンネットさんの看板メニューなのだそうです。でも喫茶店で雑炊が食べられるなんて、なかなか珍しいですよね。

現在マスターをされている木戸さんにお話を伺ったところ「先代のマスターであったうちの父が、クッパのような汁物のご飯が大好きで、昔から雑炊も大好きだったことからメニュー化しよう、ということになったのだと思います。自分は子供の頃から普通に食べてきた、いわゆる受け継がれてきた味です」とのことでした。

ふわふわのホタテやエビの味もしっかり残りつつ、まさに「磯の味」が感じららるこの雑炊。夕方散歩で少しだけ寂しくなった心を温めてくれる、まさに家庭料理のような絶品メニューでした。

<レストラン喫茶 ボンネット> 住所:青森県平内町大字狩場沢字檜沢31-21

というわけで夕方の海散歩もまた「秋の寂しさ」が感じられ、なんともセンチメンタルな気分になりました。

でもそんな海にも多くの人々が訪れていて、やはり人の気配がある海というものは、どの季節でも良いものなだなと感じられる時間を過ごせましたよ。

イベント詳細

イベント名夕方の海を散歩。センチな気分になったので「ホッとする海の家庭料理」を食べに行った話。

レポーター紹介

ハリヤマ カズキ

「海と日本プロジェクトin青森県」の特派員として、フォトグラファー&ライター活動をしている。海のことを考えると眠れないのは海のせい? 

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