レポート
2021.09.15

ドローンで水産資源を守れ

ホタテやナマコなどの水揚げが盛んなむつ市川内町。

過去には密漁や貨物船の侵入によってホタテ養殖施設が被害にあっていました。

 

そこで水産資源を守るために、あるものを導入するプロジェクトが進んでいます

それがこちら!

そう!こちらドローンなんです。

今回はこのドローンを活用した密防止と水産資源保護を目的にした実証実験の様子をレポート致します

2021年6月22日に青森県むつ市の川内町漁協で行われました今回の実証実験。

この実験は県内初の取り組みで、

今年 4 月、川内町漁協と「日本ドローン活用推進機構」・ 国産ドローンメーカー「エアロセンス」が協定を結びました。

機構の職員が中心となって、ドローンを飛ばしながら実用化に向けたデータを集めています。

 

日本ドローン活用推進機構の石岡有佳子さん

石岡さんは「漂流物やゴミの観測もできるので漁業関係書の労力を減らす手助けにもなると思います」

と今回のドローン活用に期待を込めておりました。

 

このドローンの特徴はとにかく大きい!

 

性能面でも垂直に離着陸ができ、飛行距離や飛行範囲が広いことにあります。

最大で40分の飛行が可能とのことでした。

操作はラジコンのリモコンのようなコントローラーで行います

しかし、なんとこちらは自動航行も可能でありパソコンでプログラミンした飛行も可能なのです。

これにより船を出さずともドローンの操作ができるのでコスト削減にも繋がる優れものなのです

パソコンの画面にはカメラからの映像やマップ表示など様々な情報を表示することができます

ドローン搭載のカメラからの映像がこちら。

かなり高い距離からの映像を撮影できていますね。

左下に写っているマップも拡大して見てみましょう。

これが航路を表しているのですね。

フライトの瞬間……ジャイロ音と機体サイズも相まってかなりの迫力です!

川内町漁業協同組合の今進さんも

「目の届かないところをこのドローンで監視できたら密漁がなくなると期待している」とお話されておりました。

一般社団法人日本ドローン活用推進機構エアロセンスなどは

この実験で得られたデータドローンの耐久性や飛行時間などをもとに

2022年4月には、漁業専用無人機を完成させたい考えです。

三方を海に囲まれた、海の資源が豊かな青森県。まもなく実用化する青森の「スマート漁業」で後世まで資源を守り続けたいですね!

イベント詳細

イベント名ドローンで水産資源を守れ
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