レポート
2018.10.07

青森市の浅虫地区といえば「水族館」と「あの島の伝説」を語らずにはいられない。

■浅虫水族館

青森市にある「県営 浅虫水族館」は青森県内で最もメジャーな水族館であり、北東北でも最大級の規模を誇る水族館として知られております。

水族館の目の前には陸奥湾が広がります。そして浅虫温泉街にもほど近く、旅館に泊りがけで楽しめる水族館です。

入り口を入ってすぐの場所にある「トンネル水槽」は迫力満点で、まるで海の中を歩いているかのよう。

画像出典:http://asamushi-aqua.com/2016/03/35/

長さ15m、奥行10m、水深3.5mの大型水槽に作られたアクリル製のトンネルで、最近リニューアルもされました。

他にも、青森県周辺の海にいる「冷たい海の魚」コーナーなど、意外に見ることができない身近な魚も見ることができます。

そして水族館の目玉は何といっても「イルカショー」ではないでしょうか。

東北でイルカショーが行われている水族館って、実は最近まで浅虫水族館だけだったそうです。青森らしく津軽三味線のBGMを使ったり、季節によってショーの内容が変わったりと、とっても面白いショーに現在出演しているのは「バンドウイルカ」と「カマイルカ」たち。

バンドウイルカのハイジャンプは迫力満点。 カマイルカも小さな体を活かして軽々とショーを繰り広げ、感動します。

浅虫地区へ行く際はぜひ、浅虫水族館へお立ち寄りください。

浅虫水族館公式ホームページはこちら

 

■裸島

浅虫水族館の海手、白根崎の沖にあるちょっと巨大な岩の島。 この島は通称「裸島」と呼ばれております。

画像出典:https://ameblo.jp/ru-ku5457/entry-12288309412.html

この島には伝説、悲哀な伝説が残されております。

その昔、浅虫地区の里で、母親が赤ちゃんを木陰に寝かせ畑仕事をしていた。その時、どこからともなく大鷲が飛来して、眠っている赤ちゃんを連れて飛び去ってしまった。さらわれた赤ちゃんは裸島の頂上に下ろされ、大鷹はそこで羽を休めていた。気づいた母親は狂乱して、素手で裸島の岩を登ろうとした。必死で岩肌をひっかいたところ、滑らかな岩だった裸島も側面が欠き削られ、母親の血で染まり今の形になったという。

悲しい伝説ですが、この裸島とその周辺の海は本当にキレイです。浅虫地区に行った際はぜひ、この伝説を思い出しながら島を見てみてくださいね。

イベント詳細

イベント名青森市の浅虫地区といえば「水族館」と「あの島の伝説」を語らずにはいられない。

レポーター紹介

海プロ青森特派員 ハリヤマ

海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない

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