先日、自宅の前で作業をしていると、上空から聞き覚えのある鳴き声が聞こえてきました。
そうです。「冬の使者」とも呼ばれる「ハクチョウ」たちが、今年も青森県にやって来る季節となりました。
そんな少し寂しい冬の季節でも、ぜひとも海を楽しんでいただけるイベントを、今回はご紹介します!
県内でも特に有名な「白鳥の飛来地」として知られるのが、陸奥湾に面した平内町の「浅所海岸」です。
毎年10月下旬頃からハクチョウが冬を越しにやってくるこの海岸一帯は、ハクチョウの飛来地として全国で唯一「特別天然記念物」に指定されているのです。
特に写真映えするのが、冬季間だと午前6時前後の「日の出」の瞬間。
平内町の東方にある夜越山(よごしやま)方面から朝日が昇ってきた瞬間に、あたり一面が真っ赤に燃えるような、素晴らしい世界へと変貌します。
冬の早朝は非常に冷え込むのですが、運が良くこの光景を実際に見られると、本当に感動しますよ。
さて、そんな写真映えスポットでもある浅所海岸がある平内町では、毎年冬季間に「ハクチョウのまちフォトコンテスト」というイベントが開催されております。
令和元年度は、2019年10月下旬から2020年1月中旬まで作品が募集され、2020年2月上旬に、入賞作品が決定しました。
そして入賞作品と応募された全ての作品は、2月上旬に平内町で行われた「表彰式」の会場に展示されました。
展示された写真は「ハクチョウと家族の写真」だったり「ハクチョウのいる絶景」だったりと、実に様々。
最優秀賞をはじめ、それぞれに分けられた部門で見事に入賞した作品は、その中でも特に際立っておりました。
その中で今回ご紹介させていただきますのは「くらしとハクチョウ部門」で部門優勝されたこちらの作品です。
タイトル「津軽の小さなコンサート」
平内町出身の初代・高橋竹山先生を思い浮かべるように「津軽三味線」を手にした少女と、遠い北の国から浅所海岸にやってきたハクチョウが、一瞬にして心を交わした瞬間。
そこにスポットライトのように陽光が差し込み、まるで小さなコンサートが開幕されるかのような場面。
はい、解説が長くなりましたが、私ことハリヤマカズキが応募し、入賞させていただいた作品でした(笑)
表彰式には、モデルをしてくれた「海の獣医になりたい三味線少女」こと「乗田雫杏ちゃん」と一緒に出席しました。
何だかんだで2年ほど前から、一緒に作品を作ってくれたり、海と日本PROJECTの記事に登場してくれた雫杏ちゃん。
このような形で部門優勝できて、とても良かったです!!
ハクチョウのまちフォトコンテストでは、入賞の副賞として毎年「平内町産の活ホタテ」など豪華な商品がいただけることを見逃せません!
第5回ハクチョウのまちフォトコンテストでも「佳作」で入賞させていただきましたが、それでも活ホタテを一箱貰えたことが嬉しすぎて「ホタテが欲しいが為に」第6回も応募しました(笑)
部門優勝はさらに「青天の霹靂」と「ほかき(平内町のおかき)」など、実に1万円分の豪華副賞をいただきました!!
この平内町産のホタテが、本当に美味しいのです・・・。
甘味が強くて、刺身で食べてよし、バター醤油で食べてよしと、青森県が全国に誇る素晴らしいホタテです。
そんなハクチョウのまちフォトコンテストですが、令和2年度の「第7回」の開催が決定しました!!
今回の募集期間は「2020年10月15日(木)〜2021年1月15日(金)必着」
応募できる部門は「みんなの癒しになるハクチョウ部門」「フリー部門」「高校生以下の部門」「町外にいるハクチョウ部門」に分けられ、さらに今年度からは「イラストの部」も募集されるとのこと!!
詳しい応募要項はこちらのホームページからどうぞ!:http://www.town.hiranai.aomori.jp/sp/index.cfm/8,17289,73,271,html
青森県の「冬の海」を楽しめる「ハクチョウのまちフォトコンテスト」
ハクチョウのいる美しい風景写真はもちろん、スマホで撮影した何気ない1枚が、もしかしたら今年の入賞作品に選ばれるかもしれませんよ!?
イベント名 | 【美しい冬の海を】平内町「第7回ハクチョウのまちフォトコンテスト」の開催が決定しました!! |
故郷の青森市を拠点に写真家&ライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。