自然の中でキャンプをするなら、山もいいですが、やはり海へ行くことをおススメします。
海は広大なエネルギーを与えてくれることや、時間帯によって波の表情が違って面白いことが、大きな理由です。
とある夏の日。
青森市から1時間ほどでたどり着くことができる、平内町の「夏泊半島」へ向かいました。
青森県内には海のスポットがたくさんありますが、やはり「夏」は「夏泊半島」へ行くのが、私の鉄板です。
そして辿り着いたのは、夏泊半島東部に位置する「椿山海岸」
夏の緑って、本当に気持ちいいですよね。目に優しい色で、心も和やかになります。
椿山海岸には松の木が何本も植えられているので、良い感じに木陰ができるこの場所にテントを張らせていただきました。
さて、テントも貼り終えてひと段落したので、食事の準備です。
といってもランチは手軽に、最近ハマっている「ホットサンド」を作りました。
コールマンといアウトドアの老舗メーカーのホットサンドメーカーに、コンビニで買って来たサンドイッチを挟んで軽く炙ります。
それだけで、なんだかとっても上品なホットサンドができあがりますので、おすすめです。
続いて、コーヒーも淹れましょう。
お気に入りのコーヒー豆屋さんに「アウトドアに似合う豆」を選んでもらい、それをミルでじっくり挽きます。
そして出来上がった粉をフィルターにセットし、静かにハンドドリップをします。
「の」の字をかくように3周ほどお湯を垂らし、30秒ほど待ちます。
それからさらに全体をまんべんなく、ドリップを進めます。
そして完成した「海のアウトドアコーヒー」
これに勝る美味いコーヒーは、今のところキャンプでは飲んだことがありません。
静かに時間が流れていき、波の穏やかな音に、心まで洗われました。
夜になり、焚き火を開始しました。
焚き付け用の木と、落ちていた松ぼっくりを使って、火種を作ります。
焚き火は急に火を大きくするのではなく、少しずつ、じっくり、時間をかけて対話するようなスタンスでいくと、上手く楽しむことができます。
火が安定してきたら、鉄板をセットし、楽しみだった焼肉を。
バーベキューの網とはまた違い、ゆっくりめに火が通っていくこの焼肉は、なかなか舌が唸ります。
これに炊き立てのご飯があれば、もう最高のディナーです。
食後は、残火でお湯を沸かします。
このお湯が沸けるまでの時間は、虫の声と、焚き火の音を楽しむ時間となります。
耳をすませば、夜の波の音も聞こえてきます。
静かに過ごすソロキャンプは、大好きな海のそばで、非日常を味わう大切な時間です。
イベント名 | 【海キャンプ】陸奥湾で過ごす1泊ソロキャンプ。平内町、椿山海岸 |