今日は
『津軽びいどろ』で有名な『北洋硝子』で取り組んでいる
アップサイクルプロダクトについてレポートします。
漁業用の浮き球製造から始まった『北洋硝子』は
1949年に創業されました。
他社の浮玉より丈夫な品質が評価され
1973年には国内トップメーカーとなりました。
現在、私たちの暮らしを彩る『津軽びいどろ』は
浮玉製造で培った
高い技術から誕生したのです。
ご案内いただいた
石塚硝子デザイナーの木下慶二さん
本来は廃棄されるはずだった漁業用の浮玉を使い新しい製品をつくる
『UKIDAM EDITION』の試作現場を見学させていただきました。
アップサイクルプロダクトが誕生のきっかけは
不要になったガラスのうきだまが漁港に放置されて処分に困っているという相談が寄せられたことでした。
資源を無駄にしたくはない
青森の景観を守りたいという思いで始まりました。
北洋硝子の浮き球には
『北』という文字が刻印されていました。
嵐などでアメリカ西海岸にたどり着くこともあり
現地の人々に『ダブルF』と呼ばれていたことに由来します。
当時の技術と精神を受け継いで新たな商品開発の挑戦は続きます。
青森の海や季節を感じさせてくれる北洋硝子の津軽びいどろ。
ガラスの浮玉製造から受け継がれた巧みな技術と技法は私たちの暮らしに彩りを与えてくれます。
イベント名 | 海の匠 ガラスの浮玉をアップサイクル |