八戸市に日曜早朝だけ現れる日本最大級の朝市「館鼻岸壁朝市」。
海沿いに全長800メートルにわたって300以上の店が立ち並ぶ人気の市場です。
イカやサバなどの鮮魚や干物、唐揚げやラーメンなどの総菜、手作りの雑貨など、品ぞろえはバラエティにあふれ、カオスという表現がぴったりです。
以前はなんと中古車や生き物が売っていることもありました。
近年は観光スポットとして有名になり、毎週1万人以上が来場します。
朝市の開催期間は例年、3月から12月まで。
新型コロナウイルス感染症の影響で、今年は当初予定していた3月の開始を見送りました。
朝市は地元住民にとっても大きな娯楽の一つです。
延期により、市民は大きな悲しみに包まれました。
その後、感染予防対策を整備して7月からついに今シーズンの朝市がついに開幕しました。具体的には、人工知能(AI)技術を活用した非接触型検温システムを導入したほか、マスク着用のチェック体制も整備しました。
さらに、1時間の入場者が1000人を超えた場合、入場制限を行う予定だそうです。
さっそく、再開された朝市に行ってみました。
連休最後の7月26日、少し雨がパラついていたこともあったからでしょうか、店は昨年よりまばらです。
車は駐車場にいっぱいですが、ほとんどが県内ナンバーで遠方からの観光客は少ないよう。
それでも、鮮魚を売る店や野菜を売る店からは威勢のよい声が聞こえます。
「安いよ!見て行って!」
など、次々に声をかけられます。
自粛期間が続いてあまり外出していなかったので、なんだか嬉しくなります。
ご当地ヒーローがイベントのPRをする姿もありました。
魚介類は新鮮そのもの。
ウニは殻つきのまま、ほやは身がはって色つやもよく、どちらもとてもおいしそう!
トマトやズッキーニなどとれたての野菜は輝いて見えます。
そして、舘鼻岸壁朝市の楽しみといえば、なんといっても食べ歩き。
人気の唐揚げ店や小籠包点には行列ができており、活気があふれます。
行列店にはソーシャルディスタンスをアピールする張り紙があり、濃厚接触を避ける配慮がされています。
旬のヒラツメガニがたっぷり入ったカニ汁を買ってみました。
カニの甘さと風味がしっかり感じられます。
続いて炭火焼の匂いに誘われ、焼き鳥に手が伸びました。
タレが少し焦げて香ばしくなっており、次々に食べてしまいます。
さらに唐揚げとそばを食べ、すっかり満腹になりました。
家族へのお土産にメロンとブルーベリーを買い、今年初の朝市は大満足。
朝市のように、以前の日常が早く戻ってほしいと感じました。
イベント名 | 舘鼻岸壁朝市が再開! |
青森県八戸市在住。公認会計士、税理士、司法書士、行政書士。読売新聞社記者などを経て、働きながら独学で司法書士試験、公認会計士試験に合格。石動総合会計法務事務所代表。ドラゴンラーメン(9月開店予定)店主。ローカルメディア「八戸リアルストーリーズ」編集長、十和田子ども食堂ボランティアとしても活動している。趣味はブラジリアン柔術(黒帯)。