青森県の中でも特に荒々しく、雄大なイメージを持つ方が多いであろう「太平洋」
この太平洋に面した八戸市にある、三陸復興国立公園の一つとなっている「種差海岸(たねさしかいがん)」へ、家族でドライブしてきました。
青森市から「みちのく有料道路」「上北道」「八戸道」と3つの自動車道を経て、約2時間ほどで辿り着いた種差海岸。
私が初めてここへ訪れたのは、震災前の2006年頃だったかな? 1人で50ccの原付でトコトコと来たものでした。
今では家族3人でドライブするスポットとなってしまいましたが、震災前も今も変わらず、とても美しい海岸です。
かつてあの「司馬遼太郎」も「どこかの天体から人がきて地球の美しさを教えてやらねばならないはめになったとき、一番にこの種差海岸に案内してやろうとおもったりした。『陸奥のみち』(1978 年・朝日文庫)」と、この地を全国に紹介したそうです。
芝生エリアを海へ向かえば、三陸らしいゴツゴツした岩場と、荒々しい波が見えます。
美しさと強さの共存とも言える、いつ見ても感動する光景です。
種差海岸には広めの駐車場と共に「種差海岸インフォメーションんセンター」も設置されております。
「三陸ジオパーク」「種差海岸階上岳地域」などを中心に、海に関わる「自然・文化」が紹介され、とても詳しく解説されている施設です。
センターの中は木の温もりが感じられるとても落ち着く空間です。
海を中心とした美しい写真や、種差海岸に生息する野生の花、さらにこの土地の歴史なども詳しく学ぶことができ、とても面白い施設です。
「自然や人とふれあう体験プログラム」や「みちのく潮風トレイル」など、季節の旬な情報もこちらで知ることができますよ。
インフォメーションセンターの隣には、休憩所こと「カフェ」も設置されておりましたので、立ち寄ってみました。
店内はとても静かに過ごせそうな空間で、コーヒーやスイーツ、軽食なども楽しむことができます。
さらに、海を感じさせてくれる小物類も、大変おしゃれに展示されていて、見ているだけで嬉しくなりましたよ!
この日に食べたのは、りんごを使ったアイスクリームとコーヒー。
休憩所の大きな窓からは海もゆっくり眺められて、非常に心穏やかな時間を過ごすことができました。
新型コロナウイルスの影響か、休日でも密になることのなかったこの日の種差海岸。
いつもは大勢の人で賑わっている観光地だっただけに、なんだか少し寂しくなってしまったのが本音です。
そして気になっていた「海ゴミ」も、海岸にはほとんど見られませんでした。
きっとこの種差海岸を愛する地元の人々が、マメにゴミ拾いなどをしてくれているから、なのでしょうね!!
イベント名 | 【海ドライブ】八戸市の「種差海岸」で海を眺めながら、家族で静かに過ごす時間 |
海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない