風の向くまま、気の向くまま、自由に旅がしたい。
そんなことを考えた休日は、風を感じられる町として有名な「外ヶ浜町」へと向かいました。
まず訪れたのは、津軽海峡に面した外ヶ浜町三厩地区。
津軽半島の先端、竜飛岬にもほど近いこの地には、源義経伝説が残る「厩石(まやいし)公園」があります。
三厩漁港のすぐ近く、国道沿いからすぐ見える場所にある巨大な岩。
近くで見てみると、なかなの迫力です。
津軽海峡の波が激しく足止めを食らった義経がこの岩場によじ登り、波が穏やかになるよう祈りをささげたところ、羽根がある馬が3頭与えられ、穏やかになった海を無事渡ることができた。
という伝説が残るこの岩。
竜馬がつながれていたこの岩はいつしか「厩石」と呼ばれ、それが現在の地名の「三厩(みんまや)」と呼ばれるようになったそうです。
公園の中には「源義経龍神塔」と書かれた石碑が。
それと並ぶように「静御前龍神塔」も。
1000年程前の伝説ではありますが、海とこの地を繋ぐロマンとして、現代も語れているのでしょうね。
前々から知っている地ではありましたが、この日はじっくりと足を止めて眺めてみました。
三厩地区から海沿いを南下します。
今別町を経由し、外ヶ浜町の平舘地区へと辿り着きました。
ここには「平舘海岸」という、とても綺麗に整備された海岸があります。
平舘灯台も設置され、どこか異国の雰囲気も感じさせてくれる素敵な場所です。
曇っていたので残念ながら見えませんでしたが、陸奥湾の向こうには下北半島を眺めることもできる海岸です。
晴れていれば、下北半島西部の山々の岩肌までも見ることができます。
少し時間が経つと、うっすらと晴れて来て、下北半島が見えました。
同じ青森県内なのに、湾を挟んでいるだけで、なんだかとても遠い土地のようにも感じられます。
アウトドアにハマっている私は、この日は平舘海岸でランチをすることにしました。
ポケットに入るサイズまで折り畳める登山用のバーナーと、小さめのOD缶ガスを取り出します。
それからホットサンド専用の器具を使い、手持ちのサンドイッチを軽く炙ります。
これとコーヒーがあれば、海を見ながら素敵なランチを楽しむことができます。
周りには誰も居ない。目の前には陸奥湾。最高の時間を過ごすことができます。
食後の腹ごなしに、海岸を散策。
少し肌寒い日ではありましたが、潮風が気持ち良いです。
曇り空の日でも、海沿いで静かに一人で過ごす時間は、塞ぎ込んだ気持ちをリセットしてくれました。
イベント名 | 【海ドライブ】風のように旅する、外ヶ浜町 |