レポート
2018.09.05

【下北半島の左側】海の名所「仏ヶ浦、ぬいどう食堂、願掛岩」を旅する!

 青森県下北半島。その斧のような形状から「まさかり半島」とも呼ばれ、数々の名所や文化がある事でも有名な地域です。この半島の「左側」、脇ノ沢~佐井~大間へ続く道のりは、むつ市からも片道1~2時間以上はかかる為、青森県内に住んでいても行ったことがない、という人が多い地域でもあります。

しかし実際に訪れてみれば、とても美しい名所や美味しいスポットが連続する、素晴らしい地域なのです。今回はその「下北半島の左側」を巡ってみたいと思います。

■自然の造形美、仏ヶ浦

みなさんは、下北半島の佐井村にある海の名スポット「仏ヶ浦」をご存じでしょうか? 仏ヶ浦は、約2000万年前の海底火山活動によって形作られた、という奇岩が連続するスポットです。それぞれの岩の中には名前や言い伝えがあったり、源義経の伝説にまつわる岩も存在しているそうです。

仏ヶ浦に行くには、車で行って遊歩道を20~30分歩く方法と、船で行く方法があります。遊歩道は途中にベンチなども設置されているのですが、ちょっと急な坂を歩きます。気ままにゆっくり散策をしたい人、体力に自信のある人にはおススメです。

船で行く場合は、佐井地区からと牛滝地区から観光船が出ているそうです。海からしか見られない仏ヶ浦の光景も見られますし、上陸してからの制限時間内で散策もできます。

こんなに綺麗な奇岩が連続する海のスポット、全国を探してもなかなか無いのではないでしょうかね?

■最強のウニ丼を食べたいなら「ぬいどう食堂」

山間の福浦地区に入ると「ぬいどう食堂」という知る人ぞ知る小さな食堂がありました。

ここのウニ丼は、私が知る限りでは「最強」の量と味です。

すごいでしょ? しかもこれで、お吸い物とか小皿もついて「1500円」と、とってもリーズナブルなのです。

味も最高に美味しいです。 私は他県のウニ丼も食べたことがあるのですが、青森県内で獲れたウニが一番甘みがあると思ってます。

店のお母さんの「海、陸、どちらからもなかなか来れない場所にある店だから、せっかく来てくれたお客さんには値段も安く、満腹になってほしい」という思いがこもった、ぬいどう食堂のウニ丼。確かに行きにくい地域ではありますが、頑張って足を運んで食べられた人は、本当に幸せな気持ちになれるはずですよ。

ぬいどう食堂 住所:青森県下北郡佐井村大字長後字福浦川目15

■ねがいよ叶え! 願掛岩

佐井村の海沿いにある、巨大な2つの岩。ここは通称「願掛岩(がんかけいわ)」と呼ばれるスポットです。

左が女岩、右が男岩と呼ばれ、男女が抱き合うようにも見えるとか……? 道路を走っていてこの岩が目に入ると「本当に岩なの!?」と思ってしまうくらいの巨大さに驚きます。

ちなみにこの願掛岩は、地元では昔から信仰の場所として大切にされてきたそうです。 山や里はもちろん、海の幸を運んできてくれる神様への祈祷場ともなっているそうです。それだけではなく「恋愛成就」や「縁結び」のパワースポットとしても有名らしいのです。そしてここから見える陸奥湾はとっても絶景!! まさに、パワースポットです!!

■1日ではまわりきれない!

今回ご紹介したコースは、むつ市からも片道1~2時間、青森市からだと片道3時間以上は確実にかかってしまい、そこから観光をするとなると1日では時間が足りなくなってしまうかもしれません。できれば近場の民宿、またはむつ市のホテルなどで一泊をし、余裕を盛ってゆっくりと旅をしたいコースです!

イベント詳細

イベント名【下北半島の左側】海の名所「仏ヶ浦、ぬいどう食堂、願掛岩」を旅する!

レポーター紹介

海プロ青森特派員 ハリヤマ

海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない

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