レポート
2022.08.29

室内でも海を堪能する遊び方

連日の雨や大雨、続く休園…。どのご家庭もおうち時間を過ごすことの多い夏休みだったのではないかと思います。本当にお疲れ様です。
おうちで過ごすのも、はじめはゆっくりできるー!やったー!と嬉しいところもあるのですが、さすがに1週間、2週間…となると家でのネタも尽きてきます。テレビやタブレットも長時間だと罪悪感が…。
そんな時のひとつのネタとして、ぜひ「こんなのもあるんだ~ふえ~」ぐらいに気軽に箸休め程度に見ていってください♪

■絵本からのヒント

子どもを連れて海へ行くと、必ずと言っていいほどわかめや昆布を拾い、「持って帰る」と宣言します。
持ち帰ったあとどうすんねん…とのどまで出かかりますが、ぐっとこらえて「そうしよっか♡」と笑顔で言えた時の自己肯定感たるや。しかし本当に持ち帰ったあとどうすんねん…と途方に暮れた我が家にあふれる海のお土産たち。これらを有益に使い、なおかつおうち時間も楽しめる方法をこちらの絵本からヒントを得ました。

ばばばあちゃんシリーズの、「ばばばあちゃんのアイスパーティー」です。
子どもがばばばあちゃんシリーズにドはまりして図書館から借りてきた絵本です。「夏っぽいからこれにするー!」と何気なく手に取っていたのですが、そこには夏に室内でめいっぱい楽しめるヒントがたくさん書いてありました。

絵本の内容としては、ジュースや果物、さらには植物やおもちゃなどとにかく身近にあるものすべてを氷に閉じ込めてしまおう!というもの。
氷の大きさは大小さまざま。製氷皿を使うものもあればプリンカップ、ボウル、バケツなどにも入れて氷にしちゃいます。
氷ができるまでは外で汗だくになって遊び、氷ができたらパーティースタートです。ジュースや果物はアイスのようにカチコチに固くなり、果物やおもちゃは手で溶かしながら感触を楽しむ。やったことがありそうでない、すごくワクワクするものでした。
この場面を読んで、「これだ!」とピンときました。

■海のお土産を氷に閉じ込めちゃう

洗って熱湯消毒したまま放置されていた海のお土産たち。これらを製氷皿に入れて氷に閉じ込めちゃいます。今回は一般的な製氷皿ではなく、なるべく大きなものをと思いまん丸の製氷皿を使いました。
いやわかめの量!めちゃくちゃはみ出てる!
小さな貝殻たちも一緒に氷にしてみます。いったいどうなるのでしょう~。
「わかめを氷に閉じ込めたら、わかめも固くなるのかな?」と娘からの疑問が。確かに、どうなるのでしょう?
「貝殻はもともと固いから固いままかな?」とか、「昆布は固くなってちぎれちゃうのかな?」とか、いろいろな疑問が浮かんできました。
こんな疑問も、子どもと一緒に過ごしていないと出てこないものかもしれないです。純粋な疑問に向き合えるチャンス!氷ができたら一緒に確かめよう~と言いながら冷凍庫へ入れて、しばし待ちます。

■いざパーティー!

そろそろ凍ったかな~というタイミングで準備を始めます。
室内でもしっかり楽しみたい。いや、むしろ室内だからこそ思い切り楽しみたい!
そこでビニールシートを敷いて、ミニプールに水はり。これだけでも水遊びみたいでテンションが上がります。

ミニプールの中に、ひたすら水をだばだばだばだば(足元になんか転がってる)。
室内でも思い切り!といえども、水でびちょびちょになるのは避けたかったので水深10センチ程度になるまで、数回だばだば。絶賛お手伝いしたいマンな時期のぼくちんにもこの作業なら安心してお願いできました。
プールに水がたまったら、氷を開封~!

どうなってるかな…ドキドキドキドキ!
この待っている間の期待感が楽しかったのか、姉の横で小躍りを始めるぼくちん。わき目もふらずに開封に集中する姉。
そしてついに出てきました!

ジャーーーン☆
「つめたーい!」「貝殻かわいい~♡」「氷がつるつる~~~!」と次々歓声が上がりました。

ここで冷凍する際に浮かんだ以下の疑問の答え合わせを。
・わかめは凍るのか?
・貝殻は凍らせるとどうなるのか?
・昆布はちぎれるのか?

さてどうなっているでしょう?理科の実験みたいでワクワクします!
答えは…

・わかめ→凍る!
氷からはみ出たわかめはカチカチに固くなっていました。が、水につけるとすぐにやわらかくなり、ぬるぬるしました。ただわかめの繊維が凍ったことによって壊れたからか、氷から無理やりはがそうとするとすぐにちぎれてしまいました。あれ、となると昆布はどうなるんだ…?
・貝殻→凍らせてもそのまま!
一度凍らせたことによりもろくなったりするのかな…?とも思いましたが、そんなこともなく。手で氷を溶かしながら貝殻本体が出てきても、凍らせる前と変わらないかわいらしい姿をしておりました。
・こんぶ→ちぎれる!
わかめ同様、製氷皿から取り出してすぐは固かったのですが、水につけるとすぐに元の昆布の柔らかさに。そして、わかめよりも固い昆布は果たしてちぎれるのか?と思っていましたが、あっさりちぎれました。氷からはがそうとするとブチブチ。水の中につけながらびよーんと引っ張るとまたブチ。息子は昆布がちぎれてしまうのが悲しかったようで、「あーーん…。」と悲嘆の声をあげていました。

疑問が解決し、ひとつ賢くなったあとは水の中に入れてひたすらバシャバシャ。
わかめで貝殻入をくるみ、「貝殻おにぎりー!」とままごとのようにしてみたり、渦巻き型の貝殻を手にして「かたつー(我が家独自のカタツムリの呼称)だよ~こんちわ~」とかわいいお客様が登場したりしました。
しばらく貝殻がお客さんで、わかめと昆布が食べ物、というままごとが盛り上がっていました。

さてこの遊びが飽きてきたかな~というタイミングでもうひとつ。

■魚釣りも開催!

せっかくミニプールを用意したので、もうひと遊びしちゃいます。

以前海で拾った後にみんなでデコレーションして飾っておいた貝殻や石を投入し、魚釣りごっこをしました
ポイは即席で(汗汗)。
貝と石の大きさや絵柄でポイントを決め、みんなで盛り上がりました。
一番目立っているおむ〇びマンは一番の高得点だったのでみんなで狙いましたが、絶対に自分が欲しいと譲らない息子。最後は息子への接待魚釣りになり幕を閉じました。こんなに執着してくれてありがとうな…お〇すびマンも喜んでるね…。
ただの石や貝殻でやるよりも数段盛り上がった魚釣りでした。

室内では体を使った遊びが限られてくるので、最大限体を使い、なおかつ頭も使うことで子どもたちの体力をけずr…ゴホンゴホン。頭も使うことでいろんな感覚が刺激されて良かったのではと思います。何より私も楽しかった!

海と室内遊びはかけ離れているように見えても、密接につながっています。
この夏のおうち時間を通して、そんなことにも気づくことができました。

イベント詳細

イベント名室内でも海を堪能する遊び方
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