そろそろ夏も終わりに差し掛かってまいりましたが、青森県の海はこれからが本番!!(個人的には)
でも、去りゆく夏の思い出に「海でしか手に入らないもの」を探しに行ってみてはいかがでしょうか!?
今回は「海の宝石」とも呼ばれる「シーグラス」というものを探しに、平内町の夏泊半島へ行ってまいりました!!
今回「シーグラス」を探しに向かったのは、青森市の大学生ユリちゃん。映画を見に行く予定だったそうですが、私の独断で行き先を「海」へ変更させました(笑)
夏泊半島の先端に位置する「大島」へ車を停め、少し歩いてみることにしました。
大島周辺には広い駐車場(無料)があり、海の家風な商店や食堂が立ち並んでおります。ハイシーズンのこの日も多くのお客さんで賑わっておりました。
特に賑わっていたのは「釣り堀コーナー」です。陸奥湾で取れたホタテや魚などが入っている釣り堀に糸を垂らして、気軽に釣りを楽しめる。もちろん釣った魚などはお持ち帰りできます。
お店が立ち並ぶエリアを抜けると、美しい岩場が立ち並ぶ浅瀬に出ます。
気温が高めで暑い日でしたが、時々ふく優しい風が心地よかったです。
向こうに見えるのが「大島」です。海の上に浮かんでいる離れ小島ですが、実は歩いて渡ることができるのです。
ここは地元の青森県に住んでいても、意外と知らない人が多い隠れたスポットなのですよね。
海にかかった橋を歩いて渡るユリちゃん。私のしつこいカメラに笑ってしまってます。
大島に足を踏み入れてみると、海のそばとは思えない綺麗な草原が広がります。 海から急に山に迷い込んだような不思議な感覚。
ここから先は大島の灯台があるエリアまで、片道30分ほどで行けるのですが、登山靴などが必要なエリアですので、この日は向かいませんでした。(歩いた時のレポートはこちら)
大島周辺の岩場はかなりゴツゴツしていて、ときどき足場がグラっと動いて怖い箇所もありますが、ここもまた異国感が漂う不思議なエリアとなってます。
そして目につくのが、流れ着いたゴミ。海流的に陸奥湾内でも特にゴミが多く流れ着いてしまうのがこの夏泊半島エリアなのだそうです。
せっかくの綺麗な海のスポットなのに、悲しくなってしまいますよね。人間の手でどうにかしたいと思う光景です。
さて、今回の目的である「シーグラス」をいよいよ探しましょう。
ちなみにシーグラスとは「海岸でみつかるガラス片」のことで、波にもまれて角がなくなって丸くなったものを言います。曇ったガラスのような風合いが特徴で、インテリアの小物などにも人気なのです。
探し始めて10分ほど。さっそくユリちゃんがシーグラスを見つけました。
見つけたシーグラスは、まだまだ角がついて丸くなりきれてないものでした。でも、触っても痛くないくらいに丸くなりつつあり、これが波の力で丸い宝石になっていくのだなとしみじみ感じました。
さらにゆっくり探してみると、少し丸くなってきたシーグラスも見つかりました。
きっとこれらも、海に捨てられたガラスの浮き玉やビン類が割れて粉々になったものが漂い、ここに流れ着いたのでしょう。
でもこれもまた「海ゴミ」であり、でもそれが「海の宝石」と呼ばれるものに変わることもできる。人間の都合ではありますが「物は考えよう」とはまさにこのことでしょうか。
近年はプラスチック類が増えてシーグラスの元にもなるガラス類もなかなか少なくなってきました。よって、シーグラスを見つけることも難しくなってきたようです。
ぜひ皆さんも「夏の思い出」にシーグラスを探してみてはいかがでしょうか? 海を漂流する物たちへの関心が深まるかもしれませんよ!?
イベント名 | 【夏の思い出】青森女子が海の宝石「シーグラス」を探しに夏泊半島へ行ってきました!! |
「海と日本プロジェクトin青森県」の特派員として、フォトグラファー&ライター活動をしている。海のことを考えると眠れないのは海のせい?