とある、春の休日のことです。
「雪も溶けてきたし、軽くハイキングでもしたいなぁ」
そう思ったボクは、風の向くまま気の向くまま、ドライブに出かけました。
春先のドライブといえば、やっぱり「海沿い」に限ります。
山にはまだまだ雪が残っているし「北国の遅い春は海からやって来る」と誰かが言ってました。
たどり着いたのは、平内町の「夏泊半島(なつどまりはんとう)」
青森市から東へ1時間内もあればたどり着ける海のスポットです。
ここは陸奥湾の中央付近に飛び出た半島です。
陸奥湾はこの夏泊半島を境にして、東の「野辺地湾」と西の「青森湾」に区分されるのだとか。
夏泊半島の最先端には「大島」と呼ばれる島があります。
この島へ行くために海の上に遊歩道が整備されていて、歩いて上陸することができちゃうのです。
そういえば小学生の頃に、大島の先端にある灯台まで、両親と歩いていった記憶があります。
今回はこの大島をハイキングしてみることにしました。
島の入り口には階段が整備されていて、冬の間に鈍った身体にはちょうど良い運動になります(笑)
そして、海がとても青くて綺麗。春らしくて良い海です。
大島の中はちょっとした登山道のようになっているため、木の根っこや石など滑りやすい箇所もあります。
トレッキングシューズなどを着用するのが無難でしょうね。
そして春から秋まで、季節ごとに様々な山野草が咲くことでも有名なんですって!
エゾエンゴサク
キバナノアマナ
歩いてほんの数分、しかも海のすぐそばの島にはこんなにも自然がたくさんあったなんて。
青森県内でもこんな豊かな環境の島は、なかなかありません。
森の遊歩道を抜けると、視界が開けてきました。
いよいよ島の最先端、大島の灯台が見えてきました!!
灯台のある海の景色って、本当に絵になりますよね。
特にこの大島の灯台は、陸地からはなかなか見られない位置にある為、貴重な光景です。
そして灯台の裏手、島の最先端のさらに最先端(!!)に足を運んでみたところ、思わず息を飲む光景が広がってました。
それが、こちらの海です。
なんでしょうか?この絶景は。
海の青さと透明度がすこぶる高く、まるで「秘密の海岸」」とも言わんばかりの美しい場所です。
東側からきた波が大島の先端にぶつかり、波紋を作ったまま西側へ流れて行く。
なんて綺麗なのでしょう。
久々に、時間を忘れてこの場でゆっくりしてしまいました。
海の絶景だけでなく、季節によって異なった山野草や木々の美しさを楽しめる森を楽しめる島。
そんな大島はまさに、海と山がコンパクトに楽しめる青森県の縮図、そのものだなと確信しました。
まだ海風が寒い春に歩いたこの島。夏になったら、またハイキングしに行こうと思います!
イベント名 | 【最先端に広がる絶景】平内町「夏泊半島大島」のハイキングは激・感・動の連続だった!! |
海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない。