青森県の中でも津軽半島は、本州と北海道を結ぶ海の玄関口でもあり、また、数々の伝説が残る土地としても有名です。
今回はその津軽半島に存在する、あの歴史上の偉人の伝説が残る海浜公園、そして中々お目にかかれない海の玄関口をご紹介いたします。
津軽半島の北端、外ヶ浜町三厩地区には、鎌倉時代の偉人、あの「源義経」の伝説が残る「義経海浜公園」という場所があります。
国道沿いにある義経海浜公園は「海水浴場」としても地元では有名な場所です。
よく整備された浅瀬に、更衣室、温水シャワーを備えた監視塔などもあり、設備はとっても充実しております。また公園内には、海をバックにした野外ステージ、芝広場の多目的イベントゾーン、季節を楽しむピクニックゾーンなど、バラエティに富んだ設備が本当にたくさんあるように感じました。
また、義経伝説をイメージした散策路や、歴史ゾーンもあるようです。これはじっくりと歩いてみたくなりますね。
かつて、この津軽海峡を馬で渡って北海道に行ったという数々の伝説が残る、源義経。その名が現代に残る、とても綺麗に整備されたこの海浜公園。ここで海をボーっと眺めてみれば、まるで海を渡れそうな気持になれるかもしれません。
伝説を感じながら、海を全身で楽しめる、すばらしい場所でした!!
ところでみなさんは、北海道と本州をつなぐ海底トンネル「青函トンネル」をご存じですか? もちろんご存じですよね?(笑)
実はこの青函トンネルを間近で見られる「青函トンネル入口広場」というスポットが津軽半島には存在するのです。
青函トンネル入口広場は、外ヶ浜町三厩地区のお隣、今別町の大字浜名地区、大通りから少し入った場所にあります。最近では新幹線も海を渡るようになり、トイレもさりげなく新幹線カラーになりました。
敷地内には世にも珍しい「トンネル神社」もあります。青函トンネルを貫通した際の石が祭られてました。
「突破する」という意味で、受験などにご利益があるとか?
そして、何と言っても目の前にはあの青函トンネルが手に届きそうな距離で存在します。
かつて「世界一」とも言われた海底トンネルの入り口が、こんなに間近に見られるなんて、と考えると、ちょっとドキドキしませんか?
トンネル入口上部の題字「青函随道」は、時の中曽根元首相によるものだそうです。今となってはかなり貴重な存在ですね。
最近では新たに展望台も設置された「青函トンネル入口広場」に足を運び「このトンネルの向こうは北海道か……」と思いを馳せつつ、津軽海峡を見たくなる。そんな海に関するスポットでした。
※2018年現在では、津軽海峡を馬で渡ることは不可能です。新幹線と船で渡ることは可能です。
イベント名 | 【津軽海峡、馬で渡るか?新幹線で渡るか?】伝説が残る海浜公園と、海の玄関口!! |
海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない