レポート
2022.07.20

深浦の美味いが集う!道の駅ふかうら『かそせ いか焼き村』

じんわりと暑くなり始めた青森県。風がさわやかな西津軽地方もいよいよ夏を迎え、海が恋しい季節になりました。海水浴もいいですが、今回は海沿いをのんびりとドライブへ。ドライブに欠かせないのが道の駅!ひたすら西海岸へ走り続けて深浦町へ向かい、「かそせいか焼き村」へお邪魔してきました。

■西海岸の海を走る

暑くなってきたとはいえ、まだ窓を開けて走れる涼しさ。風を感じながらのドライブは最高です。五所川原市内から深浦の海はちょっと遠いかな~と思っていたのですが、あっという間に海が見えてきました。景色を楽しみながらあれやこれや話していたのもありますが、五所川原市内から深浦って結構遠いよな~と思っていたのですが、距離にして45キロメートルほど、時間にして1時間15分ほどと、ひょいっと行けちゃう距離でした。知らない道だと遠く感じるってやつなのでしょうか。

海に沿って走り続けていると、岩肌がゴツゴツとした深浦の海らしい海岸が見えてきました。深浦と言えば千畳敷海岸ですが、どうして千畳敷というのでしょう?調べたところ、「畳千畳の広さと形容した地名・観光地のこと」だそうです。そのため千畳敷と呼ばれる場所は全国にいくつかあり、千畳敷海岸のような海岸のほかにも、草原や洞窟内ホールもあります。今まで何の疑いもなく「千畳敷イコール海岸」だと思っていました…!

そんな千畳敷海岸沿いを走り続けていると、この花をよく見かけました。車から降りて近くで見てみると、朝顔のような、でもちょっと違う…これはいったい何…?

海岸に咲くこの花の正体はハマヒルガオ(浜昼顔)と呼ばれるヒルガオ科の多年草でした。これまでも目にしたことはあるはずなのですが、気に留めたことはなく、窓を開けてドライブしながら、たまたま目につき、たまたま知った花です。のんきなドライブをしているとこんな素敵な「たまたま」にも出会えます。ハマヒルガオは日本各地の砂浜に生えていて、葉っぱは水分の蒸発や塩分から守るために肉厚になっています。その地で強く生きていくために、花も自ら変化をしているのでしょうか。ちなみに花言葉は「やさしい愛情であなたを包んであげる」でした。なんて素敵。

そんなことを思いながら車を走らせていくと、いか焼き村に到着しました!

■「道の駅ふかうら かそせいか焼き村」の基本情報

〒038-2411  青森県西津軽郡深浦町大字風合瀬字上砂子川144-1
営業時間:9:00~18:00 12月~2月は17:00まで営業
休館日:12月31日~1月3日

深浦町の風合瀬漁業協同組合が運営している道の駅です。

新鮮な魚介類をお得な価格で購入することができるほか、名前にもある通りいか焼きが有名です。手作りのお総菜屋お弁当、水産加工品や地元でとれた新鮮なお野菜も人気ですよ。

設備としては、広い駐車場・清潔なトイレ・加えてなんとシャワー室(有料)もあります!

■店内の様子

店内に入ってまず目に飛び込んでくるのはこのビッグで新鮮なお魚たち!

この大きさでこのお値段…?幻かな…?と思って凝視してしまいましたが、現実でした。我が子たちの百日祝いに鯛をスーパーで注文したことはありますが、こんなに立派でお安い鯛に出会ったことはありません。

鮮魚売り場の近くにはこんなものも貼ってありました。

お店で買い物していると、名前は知っているけどこれってどんな魚なんだろう?と気になることがあります。なんなら名前さえも知らないことも。普段食べ慣れていないお魚ならなおさらわからず、よく知らないものって手に取りにくいんです。なのでいか焼き村に貼ってあったこのお魚紹介、とっても嬉しかったです。しばらく立ち尽くして読み込んでしまいました。

しかも下処理無料サービスですって…。

これだから道の駅って大好きです。

ほかにはこんなのも掲示してありました。

これまたついつい見ちゃうシリーズです。お魚大好きな子どもたちとか、たまらないんじゃないでしょうか。これを見ると、知っている魚や食べたことのある魚ってほんの一部なんだなと思います。

店内には食堂コーナーもあります。地元深浦でとれた新鮮なお魚を海鮮丼でいただくことができますよ。

海鮮丼にのっているお魚は日替わりなので、訪れる日によってなにが食べられるかお楽しみです。ラーメンやカレーライスもすごくいい匂いがしていました~。

■お店の裏に広がる海岸

店内を通り過ぎると外に抜ける自動ドアが。

この自動ドアを出ると、すぐそこに広がる青い海!

お買い物もできて、海も楽しめる道の駅って数少ないのではないでしょうか。

海岸までの道のりはゆるやかな階段になっています。

中でお買い物したものを食べながら、階段に座ってぼんやり海を眺めるのもいいですね~。

千畳敷海岸にはカニがたくさんいるので、カニとりに来ている親子連れもいました。

それを見た同行していた夫が「ちょっと行ってくるわ」と言い残してぴょんぴょんと海岸へ向かっていきました。時々「いたいた!」とこちらを満面の笑みで振り向く夫。「へえ、良かったね」と塩対応な私。…のはずが、気づいたら私も海岸へ向かっていました。なんなんでしょう、カニを見つけたい、カニを捕まえたい、という欲望…。深浦の海がそうさせるのでしょうか。

■戦利品

お店の中にはたくさんの手作りお惣菜やお弁当もありました。どれもこれも美味しそうで見ているだけで楽しくてワクワクしたのですが、今回はこの二つをいただきました。

ほたての卵とじ丼&タコ飯です。

たしかベビーホタテの卵とじ丼と書いていたのですが、ベビーと呼ぶには申し訳ないほど大きい~!ホタテのだしと青ネギがよく合って美味しかったです。

タコ飯もご飯がタコのだしをよく吸っていてとっても美味しかったです。卵焼きときゅうりの漬物も最高でした。

■お待ちかねのいか焼き

駐車場に着いた時からいか焼きのめちゃくちゃ良い匂いがしていたのです…♡

かまりっこ(匂い)はタダ!お言葉に甘えてたくさん吸い込みました。帰りに買ってホカホカのまま食べようと心に決めていたので、満を持していただきました。

近くに来てみて驚いたのが、焼き場がとっっっても熱い!炭火でじっくり焼いているからだそうなのですが、このいい匂いの裏にはこんなにアツい場所があったなんて…。焼いてくださっているお店の方に感謝しながらマヨネーズをこってりとつけていただきました。

■この夏、ぜひ海をまるごと楽しめる道の駅へ

私の実家の祖父母が大の温泉好きで、コロナがはやる前はよく二人で温泉巡りをしていました。中でもお気に入りだったのが深浦の不老不死温泉で、温泉の帰りにいつもこちらの道の駅で色々魚を買って帰ってきていました。

よくよく話を聞くと温泉よりも魚目当てで深浦まで行っていたことが発覚。自分で来てみるとなるほど納得、何度でも訪れたくなる場所でした。毎日出会える魚が違うし、お総菜やお弁当の種類もたくさんあるので「今日は何があるかな?」と楽しくなります。

地元でとれた新鮮な魚介類や水産加工品もお買い物できて、気持ちのいい海を眺めることもできる「かそせ いか焼き村」へ、ぜひこの夏足を運んでみませんか?

イベント詳細

イベント名深浦の美味いが集う!『かそせ いか焼き村』
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