陸奥湾に面した都市、青森市から外ケ浜町を南北に結ぶ国道280号線。
この国道沿いにて、地域住民たちの「手作りかかし」が並ぶイベント「第14回かかしロード280」が開催されました。
今年で14回目の開催となる「かかしロード280」ですが、今年は9月1日から開催が始まり、なんと370体ものかかしが制作展示されたそうです。
かかしロード280起点となるのは、青森市の油川地区。
古くから青森を代表する港町として反映し、地域住民が気軽に海を楽しめるスポットが多数存在します。
実りの秋を迎えた田んぼはすっかり黄色くなり、とても気持ちの良い光景が広がっております。
ここに立ち並ぶ370体のかかしの中で「シンボルかかし」という、一際目立つかかしがこちら。
青森市の羽白富田に設置されたこのシンボルかかし。
台座も含め、なんと高さ約7メートルもあるこちらのかかし、今年のモデルは、同じく青森県出身のサッカー選手「柴崎岳さん」
柴崎選手もまた、陸奥湾に面した野辺地町出身なのです。
八甲田山をバックに、シンボルかかしがとても巨大なことがお分かりいただけるかと。
ちなみにこの柴崎選手のかかしですが、ねぶた師の北村蓮明さん等が、約20日間かけて制作され、イベントの実行委員会のメンバーなど約20人で設置したものなのだとか。
かかしロード280を北上するに従い、実にバラエティに富んだかかしがたくさん登場します。
地域の子供たちが制作した、かわいらしいかかし。
また、今年話題になったキャラクターや、人物を模したかかしなど、本当に様々です。
中には、今年忘れられない存在となってしまった方を思い出す、こんなかかしも。
新型コロナウイルス感染症の収束を願って、今年のかかしロード280は開催されたのでしょう。
かかしロード280が開催されている青森市の油川地区には「油川ふるさと海岸海水浴場」というステキな名前の海水浴場が存在します。
油川駅からもほど近く、2009年から整備を開始した比較的新しい海岸です。
実際に海水浴を楽しめるのは、毎年7月下旬から8月下旬まで。
地域住民たちが、家を出てすぐ近くで海水浴を楽しめる、とってもキレイなふるさとの海岸なのです。
また、かかしロード280の終点となる外ケ浜町蓬田地区にある「玉松(たままつ)海水浴場」
ハイシーズンにはとても賑わいのある海岸です。
青森県内でも特に「透明度の高い海水浴場」として有名な場所で、毎年約2万人の海水浴客がいらっしゃるそうです。
また、平成10年には浸食を防ぐ「全長300メートルの東北一の大型離岸堤」が作られました。
海水浴場のすぐ横には、「たままつ海の情報館」も設置されております。
海に関することさまざなことを学習できる施設で、海象観測所としての機能も備えているのだとか。 また、2階展望台からは下北半島、夏泊半島など陸奥湾の眺望を楽しむことができるそうです。
さらに隣接した、『よもぎた物産館マルシェよもぎた』 も新鮮な野菜を売る市場として、特産品がいっぱいあるそうです。 海を眺めながらの食事や買い物を楽しんだりすることもできそうですね。
このように、海のスポットが多数存在する地区を南北へ結ぶ、国道280号線。
陸奥湾に面したこの地域で開催された「かかしロード280」は、今年も実にステキなイベントだと感じました!!
写真提供:青森大学事務局 牧野俊之さん
ありがとうございました!!
イベント名 | 陸奥湾の秋を彩る「第14回かかしロード280」が開催されました! |
故郷の青森市を拠点に写真家&ライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。