レポート
2017.07.28

青森市浅虫地区の「裸島」に残る、ちょっと悲しい伝説とは?

画像出典:https://ameblo.jp/ru-ku5457/entry-12288309412.html

 

ボクが小さい頃、両親と一緒に青森市の浅虫地区へ行くと、ポツンと海に見える島が決まって目に入りました。

白根崎の沖にある、ちょっと巨大な岩の島。 通称「裸島」と呼ばれているそうです。

そして小さいころ両親から聞いたこの島の伝説が、今でも島を見るたびに、しみじみ思い出されるんです。

画像出典:https://ameblo.jp/ru-ku5457/entry-12288309412.html

 

その伝説というのも、ちょっと悲しい話なのですが……

 

その昔、浅虫地区の里で、母親が赤ちゃんを木陰に寝かせ畑仕事をしていた。

その時、どこからともなく大鷲が飛来して、眠っている赤ちゃんを連れて飛び去ってしまった。

さらわれた赤ちゃんは裸島の頂上に下ろされ、大鷹はそこで羽を休めていた。

 気づいた母親は狂乱して、素手で裸島の岩を登ろうとした。

必死で岩肌をひっかいたところ、滑らかな岩だった裸島も側面が欠き削られ、母親の血で染まり今の形になったという。

 

という内容の伝説が残っているそうです。

子供のころは「へー、そうなの」って聞いてましたが、今になると、なんだか泣けてきました・・・。

 

 でも、伝説は伝説として、この裸島とその周辺の海は本当にキレイなんですよ!!

青森県はどこへ行っても海に面している土地ですが、浅虫の海って穏やかで、小さい頃から今になっても、この景色を見るとワクワクしてくるんですよねー。

画像出典:http://aomori-ubi.jp/nico-navi/show_d2.php?c=1&co=692&n=&p=&lat=40.8890786&lon=140.8636349

 

伝説が残る裸島も、なんだか小さい頃に見た時より、一回りも二回りも小さくなってしまった気がします。

浅虫地区に行った際はぜひ、この伝説を思い出しながら島を見てみてくださいねー。

 

 

イベント詳細

イベント名青森市浅虫地区の「裸島」に残る、ちょっと悲しい伝説とは?

レポーター紹介

あおうみくん

青森県の海が大好きな専属レポートキャラクター。三度の飯より海が好き。

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