青森市民憩いの場所として知られる合浦公園。春には桜が咲き誇り、夏は海水浴客で賑わう、県内ではとても有名な公園です。 そんな合浦公園に家族で行ってきました。
【概要】
〒030-0902 青森県青森市合浦2丁目17−50
公共交通:JR青森駅→青森市営バス東部営業所行きで20分、バス停:合浦公園前下車、徒歩1分
車:青森道青森中央ICから国道103・4号経由7km20分
駐車場: あり/160台/無料(青森春まつり期間中は有料)
定休日:なし
料金:入園自由
合浦公園は、明治27年からあるとても歴史深い公園。園内には松の木がたくさん生息しているのが特徴的です。国道4号線から入ってすぐのところにあり、初心者にもわかりやすい場所でした。 「あおもり春まつり」の会場となっているため、毎年桜の季節には多くの観光客が訪れます。弘前の桜まつり同様、ニュースなどでもよく取り上げられていますね。 公園内にはほかにも市営球場、市営庭球場、茶室「合浦亭」、屋外ステージ、多目的広場21,000㎡、蒸気機関車、石碑31基、藤棚5箇所、動物舎7棟、東屋7棟、トイレ6棟等の充実した設備があります。園内をジョギングコースとしている方も多く、園内に入ってすぐの看板には年齢別のジョギング目安時間なども書かれていました。
駐車場に着いたのが朝10時。その時間にはもうすでにたくさんの車が停まっていました。海水浴目的のみならず、立派な遊具もあるのでそちらに遊びに来ている方も多かったようです。
また、敷地内に野球場もあるため試合がある日は球児たちやその保護者、応援の方々で賑わいます。 この日も中学校の大会があったようで、そこかしこでユニフォームを着てキャッチボールをしている姿が見られました。
そんな遊具や球場を横目に園内を進んでいくと、すぐに海水浴場が!
ガラガラでもなく、人でごった返しているわけでもなく、ちょうどいい。
木陰も近くにたくさんあるので、ポップアップテントやタープを広げて荷物を置いているグループがほとんどでした。
海風も心地よく、砂もさらさらとしていて気持ち良いです。
昆布やわかめがたくさん打ち上げられていましたが、監視員さんたちが定期的にごっそり持って行ってくれていたので砂浜も常にきれいでした。
海水浴期間中は監視員さんも一定間隔で数人配置されているので、思わぬ事故の多い海でも安心して楽しめます。
街中にある海水浴場にもかかわらず、透明度も高い!
園内を歩いてくるときには日差しが強く、汗ばんできていましたが海の方は風が涼しく、足だけ入っているとちょうどいい、という感じでした。全身でザブンと入っていった娘と夫から「ひいー!」という悲鳴が聞こえるほど(笑)。
我が家では海水浴や川遊びなどの際、何があるか分からないので友人のすすめで今年からライフジャケットを導入しました。
かさばって面倒そうではありますが、浮き輪代わりにもなるし子どもがスポッと抜けてしまう危険もないのでとても重宝しました。
ただ2歳の息子には重かったようで、砂浜でしゃがむたびに重心が後ろに持っていかれてコテっと転び、そんな愛らしい場面も見られました。
ライフジャケットを着用している家族は多くありませんでしたが、安全な海水浴場だとしても、着用できるに越したことはないなと思いました。プールで遊ぶ際にも使えそう♪
今回の海水浴で私たちがドはまりしたのが砂遊び。よく砂場用の遊具をもって海に行きますが、こんなに砂遊びに向いている砂浜は初めてなのでは…!?と思うほど砂が固まりやすく、遊びが展開しまくりでした。
脱ぎ捨てられしライフジャケット…。海から上がっているのでよしとしましょう…。
公園や自宅での砂遊びの際、型はめから上手に形が作れずにイライラしている息子でしたが、ここでは上手にできてご満悦でした。
そして無限に穴を掘る、掘る、掘る…。
いつの間にか海から上がってきた娘と夫も一緒になり、穴だけでは飽き足らず用水路づくりも。
上から水を流して貫通した時には「やったー!」とみんなでガッツポーズ!
息子は用水路にお尻を入れて、「よいしょよいしょ」と何やら一生懸命もぞもぞと動いていて、なにごと…?と見守っているとなんと滑り台に見立てて遊んでいました。
子どもの発想力たるや。
娘は初めに掘っていた穴を広げて温泉ごっこをしたり、用水路の上からわかめや貝殻を流して流しそうめんごっこをしたりと「遊びの天才」っぷりを見せつけられました。こういう想像力の豊かさ、いつまでも大切にしていきたいし、忘れずにいたいです。
風が肌寒くなり、おなかもすいてきたので砂遊びを切り上げてテントに避難しました。
この日の青森市の最高気温は31度だったのですが、想像以上に涼しい、というかずっと海に入っていると寒いぐらいでした。暑さ対策ばかり意識して出かけてきてしまったので、その点は次回から気をつけねばと反省です。この日特に風は強かったということでもないので、やはり海の風はさわやかなんだな~と気づきました。
この日はおでんや焼きそばが買える屋台も出ていたので、暖を求めてお店に行く方も多くみられていました。青森県民が大好きなしょうがみその良い匂いがしていました~。
幼少期を青森市で過ごした夫にとっては馴染みのある、そして家族でよく訪れた思い出深い公園だそう。海や公園内の風景は当時から変わらず、賑わいもそのまま。自分が小さいころ遊んでいた場所に子どもたちと一緒に来ることができるのって嬉しいですよね。
敷地内の球場で行われている野球大会の声や、ラジオから聞こえる甲子園の「カキーン!」という打球の音も風情がありました。エモい…!
園内にはクジャクやさる、にわとりなどを見ることができる動物舎もありました。
クジャクの鳴き声が大きく、子どもたちは大興奮!「はねみせて~!おねがい~!」との懇願もむなしく、羽を広げた姿は見られませんでしたが、すごく迫力がありました。
さるやにわとりも近くで見ることができ、楽しかったです。
青森県には本格的な動物園がないのですが、こうして公園内に身近な動物を観察できるスポットがあると今回のようにふら~っと見ることができちゃうので嬉しいです。
海でたっぷり遊び、動物の観察もできて大満足の合浦公園でした!
イベント名 | 海も遊具も動物も!なんでもありの合浦公園 |