レポート
2021.05.12

【また海を綺麗に】「夏泊半島大島クリーン作戦」が今年も実施されました!!

昨年度に実施された「第0回夏泊半島大島クリーン作戦」に引き続き、任意団体「BLUE PEACE」が主体となり、今年もクリーン作戦が実施されました!

2021年5月上旬に実施された今回のクリーン作戦の模様を、代表のミハイさんにリモートでインタビューさせていただきました!

■冬を超えて、再び大島を綺麗に

陸奥湾に大きく突き出した、平内町の夏泊半島。

青森の海を四季を通して感じられる素晴らしい土地なのですが、海流と地形の影響で、たくさんの「海ゴミ」が漂着してしまう場所として知られております。

ルーマニア出身、青森市在住のミハイさんが声をあげ、集まった有志たちによる任意団体「BLUE PEACE」

彼らが昨年度に実施した「夏泊大島クリーン作戦」では、166人ものボランティアスタッフが集まってゴミ拾いをして、大島周辺がとても綺麗になりました。

しかし秋冬を超えて春になった今年、残念ながらまた多くのゴミが流れ着いてしまった夏泊半島大島。

「またみんなで、綺麗な海を取り戻そう!」と声を上げたBLUE PEACEとミハイさんたちにより、クリーン作戦が実施されました。

今回のクリーン作戦は、2021年5月8日(土)、9日(日)の2日間に渡って行われました。

ゴールデンウィーク明けの春の日に、両日で合計160名もの参加者が、夏泊半島へやってきてくれました!

今回のクリーン作戦では「集まったゴミをそれぞれ参加者に持ち帰ってもらう」というルールで実施されました。

BLUE PEACEが事前に準備したゴミ袋やデレッキ、手袋などを使用し、参加者のみなさんがそれぞれ、自分自身が拾える範囲、大きさのゴミを拾い集めてくれました。

ミハイさんのお話では「小さな細かいプラスチックゴミを集める方と、ペットボトル類などを拾い集める方に分かれていたのが非常に興味深かった」そうです。

参加されたみなさんからは「また大島が綺麗になってくれて嬉しい」「海とたくさん触れ合えて良かった」といった声も聞こえてきたそうです。

中には綺麗な貝殻などを拾ってきてくれた子たちもいたそうです。

ゴミを拾い集めたことで、これまで見えなかった海の美しさを再確認できた方も多かったと思います!

■青森県の「3つの海」を見回ったミハイさん

さて、本クリーン作戦の発案者であり代表のミハイさん。

ゴールデンウィークを利用し「ベジタリアンライド」と称し、趣味のロードバイクを駆使して青森県内を旅されたそうです。

コースは4日間で「津軽半島」「下北半島」「夏泊半島」と、青森県内の3つの半島を周り、600km以上を走破されたそうです!

青森から東京までが600km程ですから、ものすごい距離ですね!!

ミハイさん「今の季節の青森県は素晴らしいです。新緑の自然がいっぱいで、鳥の声もたくさん聞こえて、最高でした」

そして「日本海」「太平洋」「陸奥湾」「津軽海峡」と、くまなく自転車で周ってみて感じられたのは「それぞれ海でも風景が微妙に違ったり、流れ着くゴミの量も場所によって違ったこと」だったそうです。

また、旅先で色んな方と巡り会えたのが嬉しかったそうです。

▲私が家族でキャンプをしていた今別町に、偶然通りかかったミハイさんとバッタリ!!

「こんなにたくさん美しい自然があって、恵まれた青森県に住んでいるのに、自分たちはそれが当たり前のように感じてしまいがちですよね。この土地の素晴らしさと、クリーン作戦を通して感じたことなどを、出会った人たちに伝えていきたいです」と、ミハイさんは願っているそうです。

私たち1人ひとりにできることは小さいですが、なにかアクションを起こすことで、見てくれている誰かが必ずいます。

海をはじめ、恵まれたこの自然と、みなさんもぜひもう一度向き合ってみませんか?

ミハイさんのYouTubeページ:https://www.youtube.com/user/justaomf
 
「BLUE PEACE」Facebookページ:https://www.facebook.com/bluepeacenatsudomari
 
 

イベント詳細

イベント名【また海を綺麗に】「夏泊半島大島クリーン作戦」が今年も実施されました!!

レポーター紹介

ハリヤマカズキ

故郷の青森市を拠点に写真家&ライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。 

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