レポート

「海への思い」を油絵に込めるアーティスト、算用子綺香さん

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「大好きな青森の海を、自分なりの世界観で表現してます」

そう語ってくれたのは、青森市在住の油彩アーティスト「算用子 綺香(さんようし あやか)」さん

7月には青森市で「海をテーマにした油絵の個展」も開催されるという彼女に、今回は「海への思い」をお伺いしました。

■大好きな海でスケッチ

すっかり初夏の海風が心地よい季節になったこの日、算用子さんが訪れたのは、平内町の夏泊半島。

陸奥湾に大きく付き出した夏泊半島は、晴れた日には下北半島、そして津軽半島も見渡せる絶景のロケーションです。

この日、算用子さんがスケッチをする場として選んだのは、夏泊半島の先端からやや東側にある「椿山海岸(つばきやまかいがん)」

歩きながら様々な角度から海を眺め、陸奥湾の向こうに見える下北半島と、手前の小さな半島が美しいこの場所を選ばれました。

算用子さん:夏泊半島は、海ゴミを使ったアート作品を作るワークショップで、以前「大島」へ訪れました。いつかこの半島で風景スケッチをしたかったです。

■たくさん使える海の色「青」

7月には青森市内のギャラリーで、個展「うみいろ」を開催されるという算用子さん。

Q.そもそも「海への思いを油絵に込めよう」と志したきっかけは、いったい何だったのでしょうか?

算用子さん:青森の海といえば、外ヶ浜町に住んでいる私のおばあちゃんの家のすぐ近くに海があって、小さい頃から身近な存在でした。なので物心ついた頃からは、海は好きだったと思います。

Q.油絵は、いつ頃から描き始めたのですか?

算用子さん:実は私は、青森市に存在した「青森県立青森戸山高校 美術科」の、最後の卒業生です。絵を描くのは子供の頃から好きでしたが、油絵は高校生の頃に習いました。

Q.最初から、海をテーマにした油絵を描かれていたのですか?

算用子さん:いいえ。もともと自然が好きではありましたが、どちらかと言えば「緑色」が好きで、渓流や森林の絵を書いたりしてました。

でもあまりに「緑色」が好きすぎて、緑色の絵の具を使いすぎて、先生から「緑色、禁止」と言われてしまって(笑) 

じゃあ次にたくさん使える自然の色は何かな?と考え、たどり着いたのが「青色」で。青色といえば「海」だなと思いました。

Q.今日訪れたこの夏泊半島以外にも、行きたい海はありますか?

算用子さん:いっぱいありますよ。青森県内だと、下北半島にはあまり行ったことがありませんので、実は気になってます。

あと八戸市の「種差海岸」で、水平線から昇る朝日の太平洋も、いつか描いてみたいなと思います。

■海の中に広がる世界を

算用子さんが7月に開催される予定の個展「うみいろ」についても、お伺いしました。

Q.今日持ってきていただいたこの絵は、個展のDMにも使われた作品ですよね。どのような気持ちで描いたのでしょうか?

算用子さん:青森市の「青い海公園」に行き、そこで感じたインスピレーションが大きく影響してます。

私が実際に海に潜ったわけではないのですが、きっと青森の海に潜ってみれば、こんな感じの色が広がっている世界なのだろうな。そんな気持ちで描きました。

Q.実際にダイビングをする方がこの絵を見たところ「海の中からみた海面の色は、まさにこの通り!」と感動されてましたよ。

算用子さん:そうなのですね!いいなぁ、私も潜ってみたい(笑)実際に海の中を見ることができたら、もっと世界が広がりそうですね。

小さい頃から身近にあって、今は自分の「思い」を込める場となった青森の海。

油彩の独特な世界観で、美しい「青森の海」を発信する算用子さん。彼女のこれからの活躍が楽しみですね!!

 

■個展「うみいろ」

・算用子 綺香 個展「うみいろ」

・日付:2021年7月21日(水)~26日(月)

・時間:10:00~18:00(最終日17:00まで)

・場所:ギャラリークレイドル(青森県青森市桜川1-3-16)

 

「そして私は、海に恋をした」 算用子 綺香

遠い遥か昔、大量に降った雨が地表を冷やして海をつくり、そして生命が誕生した。

気の遠くなるような長い時間の堆積、そしてさまざまな命の痕跡が、海の色を作り出している。

海とは抽象化された歴史、社会、文化の象徴でもあるのだ。

そんな「うみいろ」に「わたし」という主体を投影する試み。

小さな個を大きな存在の中に置くことで、たしかな普遍性が導き出されていく、と信じたい。

イベント名「海への思い」を油絵に込めるアーティスト、算用子綺香さん

レポーター紹介

ハリヤマカズキ
海が大好き。そういえば昔から絵を描くことが好きだったが、美術で頑張った作品が「3」しか評価を貰えず、挫折した。
  • 「「海への思い」を油絵に込めるアーティスト、算用子綺香さん」
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