私こと、海プロ青森ライターハリヤマは今年、青森の海を活動拠点に生きる様々な方々を取材させていただきました。
その中でも特に「この人は面白い!!」と直感的に感じ、ぜひご紹介させていただきたい「アヴェマナヴさん」という方のインタビューを、今回は特集させていただきます。
まずは「アヴェマナヴ」さんのプロフィールからご紹介させていただきます。
・ 出身:青森県むつ市
・生年月日:10月25日
・好きな海の食べ物:海産物全般
・海に関する武勇伝:ホタテ貝を持った感じで鮮度がわかるまでの域には達していると自負している。発泡スチロールの擦れる音が大の苦手なのですが日々頑張っている。
というアヴェさんですが、Twitter投稿は毎回このような感じで、面白い投稿をされております。
▲ホタテ貝を宙に浮かせられる能力をお持ちとのこと。
▲海の町の日常の風景の中に、映画のような名場面を見つけること。
▲例えば、海沿いの景色にアヴェさんがいるだけで、心が明るくなれること
どうでしょう?みなさんもうすでに「アヴェノミクス」というユーモアのスパイラルに掴まれたのではないでしょうか?
青森県産の海産物をメインに販売しているという、アヴェさんご夫妻が切り盛りする「阿部商店」
阿部商店での売れ筋の商品は「活ほたて」「マグロ」「生うに」「下北漬け」「いか」「たこのとんび(口ばし)」ということで、青森県らしい様々な海産物が並んでおります。
でも「これがもっと売れてほしい」と願ってやまない商品はありますか?と尋ねたところ、
アヴェさん:年々販売数は増えているのですが… 「大間産のビンうに」がもっと売れてほしいです!
他産地と違い塩水・みょうばんなしで、本当に「うにだけ詰めこんでいる」珍しい商品のようです(地元民は当たり前の感覚ですが)もっと全国の方に食べてほしい!
ということでした! これはとっても美味しそう!!
「陸奥湾」「津軽海峡」「太平洋」と様々な名前を持つ海に面している下北半島ですが、それぞれ微妙に異なった表情があり、そこで生きるアヴェさんならではの感じ方があるかと思います。
どのような風に海を感じているのか? また「下北半島おすすめのスポット」をお聞きしました!
アヴェさん:「陸奥湾」は下北半島の山々から栄養豊富な清流が流れ着く「天然の生け簀」のイメージがあるので養殖業に適してます。「津軽海峡」は潮の流れから四季折々の旬な回遊魚が捕れる関所的なイメージです。「太平洋」は様々な潮の流れがぶつかりあう漁場の宝庫という感じですね。
アヴェさん:漁場に恵まれているので年中市場には地物の海産物が所狭しと上場されてます。後々は近海で獲れる海産物全部を販売できる知識&人脈を作っていきたいです。そして下北半島のおすすめスポットはたくさんありますが、「仏が浦」にはぜひ一度足を運んで頂きたいです!
特に佐井港から乗船できる遊覧船で、海上からしか見られない壮大な仏が浦がお勧め!
ということです。こんなに美しい夕焼けに照らされた仏ヶ浦は、やはり下北半島に住んでいる方でないと、なかなか見られませんよね。
アヴェさんはTwitterにいつも面白い投稿をされていて、海に関する愛が伝わってきます。これからどのようにして、青森県の海を大切にしていきたいかをお聞きしました。
アヴェさん:阿部商店は「地図にない名店」をコンセプトに掲げ商いをしてます。販売形態がほとんどweb経由(地産他消)となりますので実店舗には看板などを掲げての営業は特にしておりません。
繁忙期以外は時間を自由に使えるので「生産者さんとの密なやりとり」をし、それを「いかに生かして販売できるか」そういった海の商品をできる限り多く取り扱い、地元の商品を全国に販売展開できればいいなと考えております。それが結果的に、地元の海を大切にすることになりますので。
このように様々なアイデアを駆使し、SNSとインターネット販売を中心に、青森県の海を盛り上げようと頑張っているアヴェマナヴさん。
下北半島に生きるアヴェさんは、これからもまた面白い海の情報を発信し続けていってくれることでしょう!!
アヴェマナヴさんのTwitterアカウント:https://twitter.com/hotateyasan
下北半島の海産問屋 阿部商店:https://www.rakuten.co.jp/hotateyasan/
イベント名 | 【インタビュー】下北半島の海産問屋「阿部商店」の「アヴェマナヴ」さんにとって「海」とは? |
故郷の青森市を拠点に写真家&ライター活動をしている。季節に関係なく全身で海を感じ、海産物に囲まれていると幸せを感じる。