海に沈む夕日。それはこれからやってくる「夜」への不安と、必ず夜は明けて「朝」がやってくるという期待が入り混じった、最高に美しい時間。そう思うのは私だけでしょうか? 私だけですかね、ごめんなさい。
というわけで海に沈む夕日を眺めたくて海へ行く場合に、まさにピッタリのスポットを今回はご紹介いたします。
今回ご紹介するのは、青森市浅虫地区にあります「サンセットビーチあさむし」です。 もはや名前に「サンセット(太陽が沈む)」とついてますので、夕日を眺めるために存在するビーチと言っても過言では無いでしょう。
このビーチがある浅虫温泉街は「東北の熱海」とも呼ばれ、海沿いに立ち並ぶ温泉宿から徒歩で行ける海がある、とても珍しい地区です。海水浴シーズンにもなれば、連日多くの海水浴客たちが押し寄せ、場所取りをするのがやっとになるほど人気のビーチです。
青森市中心街からも車で30分ほどでアクセスできる好条件であり、目の前には「道の駅 ゆーさ浅虫」や「青い森鉄道 浅虫温泉駅」もあるという素晴らしいビーチです。
1日中泳いだ後に、温泉に入って帰る。夜は温泉街で海鮮丼を頂く。なんて贅沢な日帰り旅行も楽しめちゃいますよ。
しかし「サンセットビーチ」という名前がついているのにも関わらず、サンセットを拝む前に帰ってしまう人の多いこと多いこと。 きっと、ここから見る夕日がどれくらい美しいかを知らずにいる人が多いのではないかと思い、今回は日没の時間まで、ビーチに張り込んでみることにしました。
待つこと1時間。午後19時頃になり、いよいよ日没の時間になりました。
きたー!!サンセットだー!!
目の前に広がる陸奥湾へ吸い込まれるかのように沈む夕日。これぞまさしくサンセット。
若干雲がかかってしまいましたが、素晴らしい夕焼けです。浅虫の海の特徴とも言える「湯の島」「裸島」「カモメ島」が黒いシルエットとなり、夕日の美しさを際立ててくれます。
周りを見渡せば、夕日を撮影しにきたカメラマンたちや、夕日を眺めにデートしにきたカップルが数組いらっしゃいました。まさに「知る人ぞ知るサンセット」とも言える、とても美しい時間でした。
夏は日没時間が遅くなるため、なかなか海に沈む夕日を眺めるのには気合がいるかもしれません。しかしこの夕日を見てしまったら、あまりの美しさに「サンセット!!」と叫びたくなること間違いなしでしょう。
サンセットビーチあさむしは駐車場も広く整備されているので、仕事終わりにぶらっと訪れて、夕日を見ながら黄昏てみるのもまた、海を楽しめる素晴らしい時間になると思いますよ。
イベント名 | 「サンセット」を眺めたいので「サンセットビーチ浅虫」で夕日を待ってみたら最高すぎたぞ! |
海が大好き。魚介類も大好き。3つの海に囲まれた青森県内を旅し、写真撮影と取材に情熱をかける男。海のことを考えると夜も眠れない