レポート
2025.07.20

青森の海でサーフィン!太平洋側・日本海側のサーフポイント3選!

通常、サーフィンと聞くと、南方の温暖な海でやるものだと、思っている方も多いかもしれません。

ところが日本の北端に位置する青森には、魅力的なサーフスポットが存在します。

青森は特徴の異なる3つの海に囲まれていることから、様々な波のコンディションを楽しむことができます。

では、青森の海には一体どんなサーフポイントがあるのでしょうか。

今回は青森の海でサーフィン・太平洋側・日本海側のサーフポイント3選について、どこよりもわかりやすくご紹介します。

太平洋側(東海岸)のサーフポイントの特徴

日本列島の東側に広がる太平洋は、豊かな自然と多様な表情を持つ海域です。

太平洋に面した東海岸は、サーフィンを愛する人々にとって魅力的なサーフポイントの宝庫として知られています。

こちらでは青森の海での太平洋側のサーフポイントの特徴についてご紹介します。

基本的に、青森の海で優良なサーフポイントのほとんどは太平洋側です。

❶安定したうねりがある

太平洋側は基本的に安定したうねりがあります。

ちなみにうねりとは、風によって起こされた波が、風の影響がない領域まで伝播してきた状態の波のことです。

例えるとうねりとは、池に石を投げたときに広がる波紋が、遠くまで規則的に広がっていくようなイメージです。

❷ビーチブレイクが多い

太平洋側は基本的にビーチブレイクが多いです。

ビーチブレークとは、砂浜(ビーチ)の海底が砂でできている場所で、波が崩れるポイント のことをいいます。

ビーチブレイクのポイントが多くなると、初心者から中級者に適した波が形成されやすい一方で、うねりの強さや海底の形状によっては上級者向けの波が発生することがあります。

❸代表的なサーフポイント

青森の海の太平洋側の代表的なサーフポイントは次の通りです。

種差海岸、金浜、尾駮浜(おぶちはま)、高瀬川河口、百石浜(ももいしはま)などがあります。

日本海側(西海岸)のサーフポイントの特徴

日本列島の西側に広がる日本海は、その独特な気象条件と地形によって、太平洋側とは異なる魅力を持つサーフポイントです。

一般的に「冬の日本海」と称されるように、北西の季節風が吹き荒れる時期には、太平洋側では見られないパワフルで整った波がブレイクし、多くのサーファーを惹きつけます。

こちらでは青森の海での日本海側のサーフポイントの特徴についてご紹介します。

❶パワフルな波

日本海側のサーフポイントは、冬場は北西の季節風が強く吹きつけるため、パワフルで、時にチューブを巻くような本格的な波が発生します。

そのため上級者向けのコンディションになることが多いです。

冬場のコンディションは厳しくなりますが、その分、質の高い波に遭遇するチャンスも増えます。

ただし夏季は比較的穏やかになります。

❷冬場の日本海側は穴場的なポイント

手付かずの自然が残る広大な海岸線が続く場所も多く、冬季は他の季節と比べてサーファーが少ないため、比較的空いていて、ゆったりとサーフィンを楽しめます。

上級者にとっては冬場の日本海側は穴場的なポイントといえます。

❸代表的なサーフポイント

青森の海の日本海側の代表的なサーフポイントは次の通りです。

折腰内(おりこしない)、磯松海岸、出来島などです。

次の章から青森の海の太平洋側・日本海側のサーフポイントについて、それぞれご紹介します。

①種差海岸(たねさしかいがん)

種差海岸は青森県八戸市大字鮫町字種差にある太平洋側のサーフポイントです。

❶サーフポイントの特徴

種差海岸のサーフポイントの特徴はビーチブレイクが主体で、コンディションが整えば形の良いパワフルな波が楽しめますが、インサイドに岩が点在するため注意が必要です。

冬場は特に波が立つことが多いですが、非常に冷え込みが強いのがデメリットになります。

ポイントによっては、ローカルルールが厳しく設定されている場合があるので注意が必要です。

❷サーフポイントの難易度

種差海岸のサーフポイントの難易度は中級者〜上級者向けです。

理由はインサイドに岩が点在し、波のパワーもあるからです。

ビーチブレイクでの経験や、インサイドの岩に注意するためのパドル力・テイクオフの技術が必要となります。

潮の満ち引きやうねりの方向によっては危険を伴うことがあります。

②折腰内(おりこしない)

折腰内は青森県北津軽郡中泊町大字小泊折腰内にある日本海側のサーフポイントです。

❶サーフポイントの特徴

折腰内のサーフポイントの特徴は安全に波に乗れる場所であることです。

理由は海岸線に波の勢いを和らげるための大きなコンクリートの塊(テトラポット)が設置してあるからです。

これにより防波堤の役割を果たすことから、非常に大きな波が直接打ち寄せるのを防ぎ、比較的穏やかな波でサーフィンをすることができます。

また遠浅で、足がつきやすい海岸でもあります。

❷サーフポイントの難易度

折腰内のサーフポイントの難易度は初心者〜初級者向けです。

理由は、地形的な特性にあります。

折腰内は基本的にビーチブレイクであり、海底が砂で構成されているため、地形の変化が比較的緩やかで、波が割れやすい範囲が広い傾向にあります。

このため、波のピークが分かりやすく、比較的優しいブレイクとなることが多い良いコンディションの日には、テイクオフがしやすく、安心して練習できる環境が提供されます。

③金浜(かねはま)

金浜は青森県八戸市金浜にある太平洋側のサーフポイントです。

❶サーフポイントの特徴

金浜のサーフポイントの特徴はビーチブレイクが主体で、遠浅のため比較的安全に波乗りできますが、インサイドがショアブレイク気味で急なサイズ変化に注意が必要です。

季節やうねりの方向によって、様々な波質が楽しめます。

❷サーフポイントの難易度

金浜のサーフポイントの難易度は初心者〜中級者向けです。

理由は主にビーチブレイクで、比較的初心者でも入りやすいコンディションの時が多いからです。

ただし、うねりが大きい時や風が強い時は中級者向けになります。

地形の変化で波質が変わることもあります。

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