青森県むつ市には、知る人ぞ知るご当地グルメがあることをご存じですか。
そのご当地グルメとは、海上自衛隊の艦艇でも実際に食べられている「海自カレー」です。
この海自カレー、各艦艇で独自の工夫がほどこされており、そのレシピは多種多様。
ところで現在、むつ市には海自カレーを一般の方向けに提供してくれるお店が6軒あります。
今回は、青森の海の新ソウルフード・海自カレーの提供店巡りについて、どこよりも詳しくご紹介します。
海自カレーとは、日本の海上自衛隊(JMSDF)で提供されるカレーライスのことです。
海上自衛隊では、昔から艦艇の乗組員の食事としてカレーがよく作られてきました。
その理由はカレーは手軽に調理ができ、しかも栄養バランスが良く、みんなに愛されるメニューだからです。
また各艦艇や基地ごとに独自のレシピやこだわりがあり、そのため各艦艇や基地ごとにレシピが異なります。
海上自衛隊が金曜日にカレーを食べる理由は、隊員が長い航海で常に海の上にいることから、曜日の感覚が薄れるのを防ぐためです。
そのため「金曜日はカレー」という習慣が生まれたといわれています。
もともとは海上自衛隊の前身である旧日本海軍の時代から、金曜日にカレーを食べる習慣があったことが由来です。
以来カレーは隊員の士気を高め、長い航海中の楽しみの一つにもなりました。
かつて海自カレーは、海上自衛隊の隊員だけが食べることができました。
ところが現在は隊員だけでなく、一般の方も食べることができます。
青森県むつ市の大湊基地でも、独自の「大湊海自カレー」が存在します。
地元の食材を使ったカレーや、艦艇の乗組員や基地の隊員が愛する味が特徴です。
またむつ市では地域おこしの一環で、大湊海自カレーを地元の飲食店で提供したり、イベントで食べることができたり、一部の海自カレーはレトルト食品として販売されていたりします。
海自カレーに興味がある方は、ぜひ一度食べてみることをおすすめします。
青森の海の近くでも海自カレーを食べることができます。
その理由は青森には海上自衛隊の大湊基地があるからです。
むつ市内では、大湊基地発の海自カレーが食べられるお店が6軒あります。
こちらでは大湊基地発の海自カレーが食べられるお店6件をすべてご紹介します。
駅前食堂では護衛艦ちくまカレーが1日限定20食が提供されます。
価格は税込み1400円です。
護衛艦ちくまカレーの特徴はオリーブオイルに一晩漬け込んだ牛肉が決め手です。
香ばしく乾煎りしたターメリックやコリアンダーが食欲をそそります。
ゴロゴロとした具材は食べ応え抜群で、イチゴジャムとリンゴジュースの甘みが加わることで、お子様にも大人気のスパイシーカレーに仕上がっています。
駅前食堂の住所は青森県むつ市下北町5番45号です。
万八ラーメン下北店では護衛艦しらぬいカレーが1日限定10食が提供されます。
価格は税込み1280円です。
護衛艦しらぬいカレーの特徴はとろみのあるルーが特徴で、口に広がる奥深いコクと、やみつきになる辛さが魅力のスパイシーなチキンカレーです。
万八ラーメン下北店の住所は青森県むつ市下北町2番31号になります。
プラザホテル むつでは護衛艦ゆうだちカレーが1日限定30食提供されます。
価格は税込み1200円です。
護衛艦ゆうだちカレーの特徴は林檎と生姜のフレッシュな酸味で全体を引き締め、甘みと濃厚なコクが溶け合う辛口ビーフカレーです。
プラザホテル むつの住所は青森県むつ市下北町2番46号になります。
DiningBar下北バルでは護衛艦おおよどカレーが1日限定20食提供されます。
価格は税込み1200円です。
護衛艦おおよどカレーの特徴はなめらかな舌触りのすりおろし香味野菜と、幾重にも広がるスパイスの芳醇な香りがする深みのある辛口ビーフカレーです。
DiningBar下北バルの住所は青森県むつ市下北町2番46号になります。
レストランクッチーナでは大湊基地業務隊カレーが1日限定20食提供されます。
価格は税込み1200円です。
大湊基地業務隊カレーの特徴は香辛料で一晩寝かせた鶏肉の旨みが凝縮したキレのある中辛で、食べやすいバランスに仕上がったチキンカレーです。
レストランクッチーナの住所は青森県むつ市小川町二丁目4番8号になります。
下北名産センターでは多用途支援艦すおうカレーが1日限定20食提供されます。
価格は税込み1500円です。
多用途支援艦すおうカレーの特徴は、にんにくとオリーブオイルでじっくりと漬け込んだ熟成牛肉を使用した奥深いスパイシーな香りと、食べ応えのある辛さが特徴の大人用の味に仕上がったビーフカレーです。
下北名産センターの住所は青森県むつ市大曲二丁目13番33号になります。