レポート
2025.06.25

青森の海の幸を獲る!青森の海でおこなわれる「漁法」を徹底解説!

青森の海が育む獲れたて新鮮な海の幸。
その極上の味は多くの人を魅了してやみません。
青森を代表する海の幸は、地元の漁師たちのたゆまぬ努力の賜物です。
では、青森の海では一体どんな「漁法」がおこなわれているのでしょうか。
今回は、青森の海でおこなわれている「漁法」について、どこよりもわかりやすくご紹介します。

そもそも「漁法」とは何か?

漁法(ぎょほう)とは、魚、貝、海藻などの水産物を捕獲するための方法のことです。
使う道具や場所、対象となる魚によって異なります。
漁法の選択は、漁獲量だけでなく、漁業が環境に与える影響や、漁獲物の品質にも大きく関わるため非常に重要です。
今回は、さまざまな観点から青森の海で行われている漁法についてご紹介します。

定置網漁(ていちあみりょう)

定置網漁とは、海に固定した網などの「罠」を設置して、魚が入ってくるのを待つ方法のことです。
イメージは魚が迷い込むように巨大なネットで迷路をつくるようなイメージ。
魚が自然に泳いで入ってくるのを待つ「待ちの漁」です。

①青森の海で定置網漁の水揚げ量が多い主な漁港

青森の海で定置網漁の水揚げ量が多い漁港は主に次の3港です。
1⃣八戸漁港
2⃣大間漁港
3⃣深浦漁港
2025年4月時点の情報では、八戸漁港では定置網船による今季初水揚げが行われ、例年を上回る漁獲量だったことが報告されています。

②青森の海で定置網漁が行われている主な時期

青森の海で定置網漁が行われている時期は、主に春から秋にかけてです。
冬季は漁が減少することが一般的ですが、地域によっては冬の漁も行われることがあります。

③青森の海で定置網漁で獲れる主な魚

青森の海で定置網漁で獲れる主な魚は次の通りです。
ブリ、サバ、イワシ、マグロ、サケ、スルメイカ、ヒラメなど。

④環境保護の観点からみた定置網漁

環境保護の観点からみた定置網漁は、特定の魚種を選択的に捕獲し、他の魚種を避けることができるため、環境に優しい漁法とされています。
例えば、クロマグロの資源管理においては、定置網を利用して小型魚を避ける研究が進められています。

網漁(あみりょう)

網漁とは、大きな網を使って魚を捕る方法のことです。
イメージは海に大きなカーテンみたいな網を広げて、魚をまとめてキャッチして捕まえるようなイメージ。
網漁には、海の底を網で引きずる引き網漁、魚が網に引っかかるように設置する刺し網漁、魚の群れを囲んで一気に捕る巻き網漁などがあります。

①青森の海で網漁での水揚げ量が多い主な漁港

青森の海で網漁での水揚げ量が多い漁港は主に次の3港です。
1⃣引き網漁:八戸漁港
引き網漁は海底を網で曳く漁法で、八戸沖の豊かな漁場や陸奥湾の安定した海域で効率的に行われています。
2⃣刺し網漁:青森漁港
刺し網漁は魚の通り道に網を仕掛ける漁法で、陸奥湾の穏やかな環境や下北半島の沿岸部で盛んです。
3⃣巻き網漁:八戸漁港
巻き網漁は大型船団による操業で、八戸漁港のインフラと太平洋の豊かな漁場がその成功を支えています。

②青森の海で網漁が行われている主な時期

青森の海で網漁が行われている主な時期は次の通りです。
1⃣引き網漁:通年(特に9月~翌3月が盛ん)
2⃣刺し網漁:通年(特に春~秋、3月~10月が活発)
3⃣巻き網漁:夏~秋(6月~11月がピーク)

各漁法の漁期は、魚の生態や季節に応じて設定されており、漁師たちはその時期に合わせて漁を行っています。
これらの漁法は、青森県の豊かな海の資源を活用し、地域の漁業文化を支えています。

③青森の海で網漁で獲れる主な魚

青森の海で網漁で獲れる主な魚は次の通りです。
1⃣引き網漁:スルメイカ・スケトウダラ・カレイ・ヒラメ
2⃣刺し網漁:カレイ・メバル・カサゴ・カニ
3⃣巻き網漁:イワシ・サバ・スルメイカ

④環境保護の観点からみた網漁

環境保護の観点からみた網漁は、持続可能な漁業を目指すための不断の努力と技術革新が求められています。
これらの漁法は、特定の魚種を選択的に捕獲することができ、過剰漁獲を防ぐ助けとなります。

釣り漁(つりりょう)

釣り漁とは、釣り竿、糸、針などを使って魚を一尾ずつ釣り上げる方法のことです。
主な釣り漁には長いロープにたくさんの針をつける延縄(はえなわ)、サバやカツオを竿で釣る一本釣りなどの方法があります。
延縄で獲れた高級マグロの刺身、一本釣りで釣り上げられたカツオのたたきなどは、まさに日本の食文化を象徴する逸品です。
丁寧な漁法によって確保された鮮度は、魚本来の旨みを最大限に引き出し、食卓を豊かに彩ります。

①青森の海で釣り漁での水揚げ量が多い主な漁港

青森の海で釣り漁での水揚げ量が多い主な漁港は次の2港です。
1⃣延縄漁:大間漁港
大間漁港は、日本でも有数のマグロ漁の拠点であり、延縄漁によるクロマグロの水揚げ量が非常に多い漁港です。

2⃣一本釣り漁:八戸漁港
八戸漁港は、イカの一本釣りで全国的に有名で、1972年から2019年まで48年間イカの水揚げ量日本一を記録しました。
これらの漁港は、それぞれの漁法に特化した漁業が行われており、青森県の海の恵みを支えています。

②青森の海で釣り漁が行われている主な時期

青森の海で釣り漁が行われている主な時期は次の通りです。
1⃣延縄漁:主に8月~翌年1月(ピークは秋~冬)
大間漁港では、津軽海峡でのマグロ漁が盛んで、クロマグロの回遊が活発になる夏から冬にかけて延縄漁が行われます。

2⃣一本釣り漁:主に6月~12月(ピークは7~9月)
特に7~9月の暖かい時期にイカの群れが三陸沖や陸奥湾に集まり、夜間の集魚灯を使った一本釣りが盛んです。

③青森の海で釣り漁で獲れる主な魚

青森の海で釣り漁で獲れる主な魚は次の通りです。
1⃣延縄漁:クロマグロ(本マグロ)・カツオ・メカジキ
2⃣一本釣り漁:スルメイカ・サバ・アジ

④環境保護の観点からみた釣り漁

青森県では、漁業資源の管理と保護を重要視しています。
特に、延縄漁や一本釣り漁においては、漁獲量の制限や漁期の設定が行われており、これにより魚種の繁殖を促進し、海洋生態系のバランスを保つ努力がなされています。

\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

青森の海の夜空に咲く大輪の花!夏の夜を彩る花火観覧スポット2選!
レポート
2025.06.30

青森の海の夜空に咲く大輪の花!夏の夜を彩る花火観覧スポット2選!

青森の海に恋する20代女子が行ってみたくなる人気のスポット3選!
レポート
2025.06.29

青森の海に恋する20代女子が行ってみたくなる人気のスポット3選!

ページ内トップへ