青森県営浅虫水族館は
身近な水生生物の展示を通して
青森県の豊かな自然と恵まれた水産資源の魅力を伝える展示や
「遊びながら学ぶことの楽しさ」
「楽しみながら学べる喜び」を体験や展示を通して提供したり
生き物たちの姿を通して
「守るいのち」
「育てるいのち」
「受け継ぐいのち」を伝えています。
今回は青森県営浅虫水族館で「飼育員」をしている
佐々木天音さんを取材させていただきました。
飼育員のお仕事では
担当している水槽が決まっていて
佐々木さんはクラゲやチンアナゴ、水だこなど計12個の水槽を担当しています。
飼育員のお仕事の1日の流れは
① 朝のミーティング
② 担当水槽に灯りをつける
③ 水槽内チェック
死んでいる魚はしないか?水槽が汚れていないかなどを確認します。
④ バックヤードから水槽の清掃
イルカプールの近くにある円筒水槽も佐々木さんの担当です。
⑤餌準備、餌やり
餌は冷凍しているものを解凍して与えます。
魚によっても餌をあげる頻度違うので毎日確認します。
飼育員のみなさんは
担当水槽以外にも様々な生き物たち飼育しています。
展示の横にある
生き物たちを説明する『案内板』を作成するなどのデスクワークも
飼育員のお仕事のひとつです。
こちらはサンゴ水槽をバックヤードから見た景色
普段館内で見ている水槽とは
見え方が全く違ってワクワクしましたよ!
飼育員のお仕事は
重いものを持ったり背負ったり
『体力』が必要なお仕事だといいます。
「佐々木さんは華奢なタイプですが20キロの餌を平気で運んだり
20キロのボンベを背負っての水槽清掃作業もしっかりできている。」
と話してくれた先輩飼育員の三浦弘毅さん。
佐々木さんに水族館の飼育員になりたかった理由を聞いたところ
「子どものころから海の生き物が大好きで、初めて親といっしょに行った水族館が浅虫水族館だった。この頃からずっと水族館のお仕事に就こうと決めて、夢を叶えて浅虫水族館で勤務している。」
と笑顔で話してくださいました。
佐々木さんは入社して3年目。
夢が叶って、水族館での飼育員になることができて
やりがいもあり!新しい発見もあり!とても楽しいそうです。
佐々木さんにとって海とは
海の生き物とそれらの土壌となる海の豊かさ
わたしたちが海から受ける恩恵
私たちの生活にとってもかけがえのない存在。
「これからの目標は、よりたくさんの方々の海洋生物の魅力を伝えると同時に
水産資源の減少や海洋プラスチックの問題などたくさんの環境問題も抱えておりますので
そのことも同時に伝えていくこと。」と佐々木さんはいいます。
わたしは
海を守ることが海の生き物を守ることにつながっている
大切だと改めて感じました!
青森県営浅虫水族館には
飼育員の他にも様々なお仕事があるそうです。
海の生き物が好きな人にピッタリなお仕事だと思います。
かわいい海の生き物たちに会いに行くのはもちろん
飼育員の他に
どんなお仕事があるのかな?という視点を持ちながら
青森県営浅虫水族館へ行ってみませんか?
新しい発見があるかもしれません。