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重要港湾とはどんなものでしょうか?
青森には重要港湾が3カ所あります。
それぞれ青森県の発展に大きく貢献してきました。
ただし歴史や特徴は全く違います。
では、青森の海の重要港湾とは一体どんなものでしょうか。
今回は、青森の海の重要港湾とは・青森港・八戸港・むつ小川原港について、どこよりもわかりやすくご紹介します。
重要港湾とは、海上輸送網の拠点となり、国の利害に重要な関係を有する港湾のことです。
1950年(昭和25年)に制定された港湾法で定められた港格の1つになります。
重要港湾は2024年(令和6年)4月1日現在で、全国に102カ所、青森県に3カ所あります。
重要港湾は青森の海にとって大事な港湾です。
ちなみに港湾とは、船舶の発着・停泊・貨客の積み降ろしなどの設備がある人工的につくられた港のことです。
青森の海には次の3カ所の重要港湾があります。
1⃣青森港
青森港が重要港湾に指定されたのは1951年(昭和26年)1月19日です。
管理者は青森県です。
2⃣八戸港
八戸港が重要港湾に指定されたのは1951年(昭和26年)1月19日です。
管理者は青森県です。
3⃣むつ小川原港
むつ小川原港が重要港湾に指定されたのは1977年(昭和52年)9月13日です。
管理者は青森県です。
次の章からはそれぞれどんな港なのかを紹介します。
青森港とは青森県青森市本町4丁目にある港湾のことです。
青森港は西側に津軽半島、東側に下北半島があり、陸奥湾の最奥地にあります。
そのため普段から波が穏やかな港です。
こちらでは青森港の歴史についてご紹介します。
1⃣いつ頃開港したのか?
青森港が開港したのは1624年(寛永元年)で、江戸時代の第3代将軍徳川家光の時代です。
2⃣だれが開港したのか?
開港を命じたのは弘前藩第2代藩主津軽信枚、実際に青森港を築港したのは家臣の森山弥七郎です。
3⃣開港した目的
開港した目的は弘前藩内の米や木材を江戸に海運で運ぶためです。
青森港の観光スポットはA-FACTORY(エーファクトリー)です。
A-FACTORYとは青森県産りんごのシードル工房と市場を兼ね備えた施設のことです。
りんごのシードルとは、りんごを原料とした醸造酒のことになります。
見どころは屋外に出ると、A-FACTORYの建物の後ろに巨大な青森ベイブリッジが見えることです。
夜は青森ベイブリッジがライトアップされるのでドライブデートにおすすめです。
青森港のグルメは「貝焼き味噌」です。
理由は青森港がある青森湾は旨味と甘みが際立つホタテ貝の名産地だからです。
貝焼き味噌とはホタテ貝味の味噌焼きのことになります。
料理はホタテ貝の貝殻を鍋代わりにして、ホタテ・カツオ節・焼き干し・板麩・味噌を加え卵でとじて、下からグツグツ煮込む料理です。
八戸港は青森県八戸市大字河原木字海岸にある港湾のことです。
青森県の太平洋側南部にあります。
こちらでは八戸港の歴史についてご紹介します。
1⃣いつ頃開港したのか?
八戸港が開港したのは1664年(寛文4年)で、江戸時代の第4代将軍徳川家綱の時代です。
2⃣誰が開港したのか?
八戸港を開港したのは八戸藩二万石を開いた初代藩主南部直房です。
ただし当時の名称は「鮫浦港」で、八戸港と呼ばれるようになったのは1930年(昭和5年)からです。
3⃣開港した目的
開港した目的は八戸港を中心とした城下町を形成することと、江戸などへ八戸の大豆や〆粕(しめかす)などを海運で運ぶためです。
八戸港の観光スポットは八食センターです。
住所は青森県八戸市河原木神才にあります。
おすすめは八戸港でその日水揚げされた新鮮な魚介類、または山の幸、加工品などがその場で食べれたり、お土産にできることです。
センター内にはおよそ60店がひしめき合い、巨大な市場を形成しています。
八戸の旬の味がそろっている市場です。
八戸港のグルメは「焼きうに」です。
理由は八戸港の近海で新鮮なうにが獲れるからです。
焼きうにとは、蒸し焼きにして焼いたうにのことになります。
むつ小川原港は青森県上北郡六ヶ所村鷹架道ノ下にある港湾のことです。
青森県の太平洋岸中央部にあります。
こちらではむつ小川原港の歴史についてご紹介します。
1⃣いつ開港したのか?
むつ小川原港が開港したのは1977年3月、同年9月には重要港湾に指定されました。
2⃣だれが開港したのか?
開港を命じたのは日本政府で、1968年(昭和43年)通産省より工業開発の構想案が発表され、開港工事がスタートしました。
3⃣開港した目的
開港した目的はむつ小川原開発の中核港として開発するためです。
駮(おぶち)沼、鷹架(たかほこ)沼を掘り込んでむつ小川原港が築港されました。
むつ小川原港の観光スポットは小川原湖公園です。
小川原湖公園とは、小川原湖湖畔に広がる公園になります。
おすすめの理由は湖水浴場で、キャンプ場があり、空気がきれいで森林浴が楽しめるからです。
むつ小川原港のグルメは「六趣(ろくしゅ)せんべい」です。
六趣せんべいとは、六ヶ所産長いもを生地に練りこんだせんべいです。
今回は、青森の海の重要港湾とは・青森港・八戸港・むつ小川原港についてご紹介しました。
今回ご紹介した青森港・八戸港・むつ小川原港の3つの港湾は国が指定した重要港湾です。
ただし肩ぐるしさはなく、周辺では観光スポットやグルメも楽しむことができます。
ぜひ青森の海を訪れた時には、今回ご紹介した3カ所の重要港湾を訪れてみることをおすすめします。