今回は深浦町でウマヅラハギの水産加工に取り組む
漁師歴42年。
広福丸直売所の古川広志さんをご紹介します。
古川さんは60歳で底建網漁を引退し
現在は直売所の経営と水産加工業と釣り漁師をしています。
未利用漁を使った軽食や加工品に力を入れています。
『ウマヅラハギ』という魚をご存じですか?
ウマヅラハギは体長25cm程度で、
顔面は長く、馬の顔を連想させることから
馬面のカワハギ、略してウマヅラハギの名になったといわれています。
ウマヅラハギの『肝』は美味しいのに
しかし以前までは商品にならないということで捨てられていたそうです。
せっかく釣った魚を少しでも無駄にしたくないという思いで
古川さんが開発したのが『てってのともあえ』
ウマヅラハギの肝とお味噌をタタキにして作った商品です。
(『てって』とは?ここの地域では『ウマヅラハギ』と呼ぶそうです。)
この商品は
ごはんにのせて食べるのがおススメ。
まろやかな味でごはんが進みます!
この他に
ウマヅラハギの身を肝で和えた
『てっての塩辛』もあります。
こちらはお酒のあてはもちろん一番のおすすめはお茶漬け。
塩辛さがだしみたいになっていてとても美味しいそうです!
古川さんは漁師の第一線から退いたけれど
漁師であることは変わらないので
少しでも魚の商品価値を上げていくことで
漁師の人たちの力になっていきたいといいます。
海水温上昇や海洋資源不足と叫ばれる中
古川さんの取り組みがとても大切になると思います。
まだまだ知らない魚のおいしさと可能性を
皆さんも味わってみませんか?
広福丸直売場
https://koufuku-maru.com/