本州最北端の青森県大間町で、しろくろ灯台とシンクロする『突端FES』が開催されました。
大間崎の沖合約600m先にある弁天島に、しろくろでとっても目立っているのが大間崎灯台=しろくろ灯台です。
マグロで有名な大間沖は、江戸時代から外国船がよく沈没する危険な地帯だったことから、1921年(大正10年)に大間崎灯台が建設されました。
大間の町おこしをしているYプロジェクト 島康子さんは、今回のイベントについてこのように話していました。
「町のみんなから親しみをもってしろくろ灯台と呼ばれている大間崎灯台をより多くの方に知ってもらい、観光にも活かしたいと思い、今回のイベントを企画しました。」
イベントでは、灯台と弁天島の歴史を学ぶクルージングツアーも開催され、船で灯台の近くまで行くことができました。
大間崎灯台は、対岸の北海道まで約17kmの国際海峡の安全を支える重要な役割を担っています。
昼でも目立つようにしろくろに塗られた灯台は、日本の灯台50選にも選ばれています。
そして、津軽海峡の荒波に揉まれ、灯台と共に見えてきたのが弁天神社です。
弁天神社は、海に生きる人の命を守る守護神として漁師の方々からもとても大切にされている存在です。
今回のイベントのために、町内にある9店舗がしろくろ灯台とシンクロしたフードを提供していました。大間のマグロを使用した「しましま海鮮丼」「しろくろマグカレー」「しろくろサイダー」など、しろくろ灯台とシンクロしていて見た目も味も満足のメニューがいっぱいでした。
野外ステージでは、和太鼓や地元の高校生による吹奏楽の演奏、マグロ漁師のデュオ演奏などもあり、灯台を中心に大間の街が一体となって盛り上がっていました。
イベントに参加した方からは、
・普段は遠目でしか見ることが出来ない灯台を間近で見ることが出来て感動しました。
・FES全体も賑わっていて、また来たいと思います!
・日本は海に囲まれた国なので、灯台の大切さを知ってもらう良いきっかけになればいいなぁと思う。
このような、たくさんの感想をいただきました。
大間崎灯台は、昔も今も海で生きる人たちを守り続け、たくさんの人に愛されているんだなぁと実感したイベントでした。
これをきっかけにたくさんの人が大間を訪れ、灯台に対する熱い想いを感じてもらえたら嬉しいです。